SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅱ
平成27年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅱ 問1
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アソフトウェア構成品目の明確化
- イソフトウェアコンポーネントの構成の明確化
- ウソフトウェアのインタフェース仕様の決定
- エソフトウェアのユニットごとのテスト要求事項の定義
解き方のヒントを見る
作業の抽象度と成果物で工程を見分ける
設計工程の違いを考えるときは、作業名の印象ではなく、その作業がどの程度の詳しさで対象を扱い、何を前提に何を生み出すのかという一つの観点に絞って、工程の並びの中の位置付けを自分で整理してみましょう。
この問題で問われていること
問われているのは用語の暗記よりも、各工程が扱う対象の粒度の違いです。ある作業を見たとき、それが全体像を決める段階か、決まった内容をさらに細かく具体化する段階かを、前後の工程とのつながりから判断する姿勢が求められます。
視点
ライフサイクルプロセスの設計工程は、前の工程の成果を受け取り、それをより具体的な形にして次の工程へ渡す流れとして捉えられます。そのため、ある作業がどの工程に属するかは、作業の名前や似た言葉からではなく、扱っている対象がどの程度の大きさ・詳しさか、その作業の前提になっているものは何かを考えると整理しやすくなります。規格の名称や定義文を覚えることに頼らず、工程の流れの中で自分なりに位置付けてから判断しましょう。
確認ポイント
- その作業は、全体をどの程度の大きさや詳しさで捉えているかを自分の言葉で言えるか
- その作業を始めるには、どの段階で決まった内容が先に必要になるかを考えたか
- その作業で得られる成果は、次にどのような作業の前提として使われるかを確かめたか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
システム方式設計では、システムを構成するソフトウェア構成品目を明確にする。ソフトウェア内部の構成やインタフェース、ユニットごとのテスト要求事項は、より詳細な設計またはテストに関する作業です。
理由
システム方式設計は、システム全体の方式を定め、構成するソフトウェアなどの構成品目を明確にする工程です。したがって、ソフトウェア構成品目の明確化が該当する。
比較
ソフトウェアコンポーネントの構成やインタフェース仕様は、ソフトウェア内部を詳細化する設計内容です。また、ユニットごとのテスト要求事項はテストに関する内容であり、システム方式設計そのものではありません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。システム方式設計では、システム全体をどのような構成品目で実現するかを整理する。そのため、システムを構成するソフトウェア構成品目を明確にすることは、この工程で行う内容に該当する。
選択肢イ
これは不正解だよ。ソフトウェアコンポーネントの構成を明確にすることは、ソフトウェア内部の構造を詳細化する作業である。システム全体の構成品目を定めるシステム方式設計より、後続のソフトウェア設計に関係する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ソフトウェアのインタフェース仕様の決定は、ソフトウェア間や内部要素間の接続方法を具体化する作業である。システム方式設計で行う構成品目の明確化とは、対象とする設計レベルが異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。ソフトウェアのユニットごとのテスト要求事項の定義は、個々のユニットをどのように確認するかを定めるテスト関連の作業である。システム方式設計で行う構成品目の整理とは目的が異なる。
学習のポイント
システム方式設計とソフトウェア設計の対象範囲を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問1(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針