SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅰ
令和6年度春期 システムアーキテクト 午前Ⅰ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア英数字だけでなく、漢字も表示する。
- イ各文字の幅を一定にして表示する。
- ウ画面上にできるだけ高速に表示する。
- エ文字を任意の倍率に拡大して表示する。
解き方のヒントを見る
フォント選択を考える視点
フォントを選ぶときは、見た目の印象だけで決めず、利用する媒体や表示環境、読み手、扱う文字の範囲など、目的との適合性を一つずつ確認して整理しましょう。候補同士を同じ条件で比べることも大切です。
この問題で問われていること
この問題では、個々の名称を暗記するよりも、用途や環境との関係に注目してください。各選択肢が示す説明を、想定される目的と条件に照らして、無理なく成り立つかを確認することが中心です。
視点
フォント形式を整理するときは、名称そのものではなく、どのような目的や条件に適合する説明なのかを軸に考えます。利用場面、表示される環境、読み手の状況を同じ基準で見比べ、説明の前提がずれていないかを確認しましょう。
確認ポイント
- 利用目的と表示される環境を同じ基準で確認する
- 説明が想定する条件と実際の利用場面を照らし合わせる
- 名称の印象ではなく、説明全体の前提が整合しているかを見る
正解と解説を見る
正解
エ
解説
アウトラインフォントは文字の輪郭を数式や線・曲線として保持するため、表示倍率を変更しても輪郭を再計算して滑らかに表示できる。したがって、任意の倍率への拡大表示に適している。
理由
ビットマップフォントは、一定の解像度に対応した画素の集合として文字を保持する。一方、アウトラインフォントは文字の輪郭を線や曲線などで表現するため、表示する大きさに応じて輪郭を再計算できる。
比較
そのため、アウトラインフォントは文字を任意の倍率に拡大しても、輪郭の滑らかさを保ちやすい。文字の種類、文字幅、表示速度だけでは、アウトラインフォントの利用が適している条件とはいえない。
選択肢ア
これは不正解だよ。漢字を表示できるかどうかは、フォントがどの文字の字形を収録しているかに関する条件であり、ビットマップ方式かアウトライン方式かを直接決めるものではない。どちらの方式でも、漢字を収録したフォントを用意すれば表示できる。
選択肢イ
これは不正解だよ。各文字の幅を一定にすることは、等幅フォントなどの文字配置に関する性質である。フォントの字形を画素で保持するか、輪郭情報で保持するかとは別の問題なので、アウトラインフォントの利用に特有の条件ではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。画面上への表示速度を優先する場合は、あらかじめ画素情報を持つビットマップフォントの方が扱いやすい場合がある。アウトラインフォントは表示時に輪郭を処理するため、この選択肢は利用に適した条件を示していない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。アウトラインフォントは文字の輪郭を線や曲線などで表現しているため、表示倍率に応じて輪郭を再計算できる。したがって、文字を任意の倍率に拡大しても、ビットマップフォントより滑らかな表示を保ちやすい。
学習のポイント
ビットマップフォントとアウトラインフォントのデータ表現と拡大時の特徴を比較する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅰ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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