SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅰ
令和5年度春期 システムアーキテクト 午前Ⅰ 問20
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アSLAに大きな変更があったときに実施する。
- イあらかじめ定めた間隔で実施する。
- ウ間隔を定めず、必要に応じて実施する。
- エサービス目標の未達成が続いたときに実施する。
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判断の根拠となる条件をそろえる
この分野の問題では、知っている事例をそのまま当てはめず、判断の根拠となる条件をそろえて考えましょう。与えられた情報と自分が補った前提を分け、どこまでが示された条件なのかを意識することが手掛かりになります。
この問題で問われていること
確認する観点は、判断が与えられた条件に基づいているかという一点です。自分の経験や慣れから前提を加えていないかを振り返り、考えの根拠を示された情報の範囲で説明できるように整理しましょう。
視点
判断の根拠を整理する際は、示された条件と、自分の知識や経験から補った前提を区別します。もっともらしい前提でも、与えられた情報に根拠があるかを確かめることが大切です。
確認ポイント
- 判断の根拠としている条件を言葉にできているか
- 示された条件と、自分が補った前提を区別しているか
- 考えの説明に、根拠のない前提が入り込んでいないか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
正解はイです。JIS Q 20000-1:2020では、サービスレベル目標に照らしたパフォーマンスのレビューを、あらかじめ定めた間隔で実施することを求めています。
実施時期の規定
組織は、サービスレベル目標に照らしたパフォーマンスを監視し、レビューし、顧客に報告する必要があります。このレビューの実施時期は、あらかじめ定めた間隔です。したがって、その規定を表すイが正解です。
他の選択肢との比較
アはSLAの大きな変更、エはサービス目標の未達成が続くことを実施の条件にしています。ウは間隔を定めないとしています。いずれも、あらかじめ定めた間隔で実施するという要求を表していません。必要に応じて追加のレビューを行うことがあっても、定めた間隔での実施は必要です。
選択肢ア
これは不正解だよ。SLAに大きな変更があったときをレビューの実施時期としています。しかし、この設問で問われる規定は、あらかじめ定めた間隔でサービスのパフォーマンスをレビューすることです。変更があったときという条件では、この定期的な実施の要求を表せません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。JIS Q 20000-1:2020では、サービスレベル目標に照らしたパフォーマンスのレビューを、あらかじめ定めた間隔で実施することを求めています。目標の達成状況を継続的に評価し、顧客への報告につなげるため、事前に決めた間隔で行うという記述が規定に合います。
選択肢ウ
これは不正解だよ。間隔を定めず、必要に応じて実施するという記述は、レビューの時期を事前に決めないことを意味します。規格が求めるのは、あらかじめ定めた間隔でのレビューです。必要に応じた追加の確認は考えられますが、それだけでは所定の間隔で行うという要求を満たせません。
選択肢エ
これは不正解だよ。サービス目標の未達成が続いたときをレビューの実施時期としています。しかし、規格では、目標を達成しているかどうかにかかわらず、あらかじめ定めた間隔でレビューを行います。未達成が続くことを実施の条件にすると、規定された間隔での評価が確保されません。
学習のポイント
レビューの実施時期について、事前に定めた間隔と、変更や未達成などの出来事を条件とする実施との違いを理解しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅰ 問20(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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