SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅰ
令和元年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅰ 問11
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アWeb サーバと同一の組織内(例えば企業内)にあって,Web ブラウザからのリクエストに対して Web サーバの代理として応答する。
- イWeb ブラウザと同一の組織内(例えば企業内)になければならない。
- ウWeb ブラウザの代理として,Web サーバに対するリクエストを送信する。
- エ電子メールをインターネット上の複数のサーバを経由して転送する。
解き方のヒントを見る
仲介の位置づけを軸に整理する
通信の流れのどこに関与する仕組みかを起点に、利用者側と接続先側の間で担う役割の範囲、設定や運用上の前提、直接通信との見え方の違いを順に整理して考えましょう。用語の印象だけで判断せず、説明の視点を揃えることが大切です。
この問題で問われていること
この問題では、対象が通信の流れの中でどの立場に置かれ、どの範囲を受け持つものとして説明されているかという一点に注目し、利用者・接続先・中間の関係を同じ視点で読み比べてください。
視点
通信主体どうしの関係を図に置き、説明が示す立場と責任の範囲を整理して、用語の印象ではなく役割の対応関係から考えます。
確認ポイント
- 通信の流れの中で、説明の対象がどの位置に置かれているか確認する
- 利用者側と接続先側のどちらから見た説明なのかを揃える
- 述べられている役割の範囲が、主語と対応しているか確認する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
フォワードプロキシは、Webブラウザなどの利用者側の代理として、利用者に代わってWebサーバへリクエストを送信する。したがって、最も適切なのはウです。
理由
フォワードプロキシは、クライアントであるWebブラウザ側に代わって外部のWebサーバへアクセスする。ブラウザからの要求を受け取り、プロキシ自身がWebサーバへリクエストを送信するため、ウの説明が適切です。
比較
Webサーバ側の代理として利用者からの要求を受ける構成は、フォワードプロキシではなくリバースプロキシの考え方に近い。また、フォワードプロキシの設置場所は必ず同一組織内とは限らず、電子メールの中継機能を説明するものでもない。
選択肢ア
これは不正解だよ。フォワードプロキシはWebサーバの代理として応答する装置ではなく、Webブラウザなどクライアント側の代理としてWebサーバへ要求を送る。Webサーバ側を代理する説明は、フォワードプロキシの役割と逆である。
選択肢イ
これは不正解だよ。フォワードプロキシがWebブラウザと同じ組織内に設置される構成はあるが、同一組織内でなければならないという必須条件ではない。重要なのは設置場所ではなく、クライアント側の代理として通信する役割である。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。フォワードプロキシはWebブラウザなど利用者側の代理として動作し、ブラウザから受け取った要求をWebサーバへ送信する。クライアント側を代理して外部サービスへアクセスするという役割を正しく説明している。
選択肢エ
これは不正解だよ。電子メールをインターネット上の複数のサーバを経由して転送する説明は、メール配送やメール中継の仕組みに関するものである。Webブラウザの代理としてWebサーバへ要求を送るフォワードプロキシの説明には当たらない。
学習のポイント
フォワードプロキシとリバースプロキシの代理関係を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅰ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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