SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅰ

平成24年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅰ 問24

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

非機能要件に該当するものはどれか。

選択肢

  1. ア
    新しい業務の在り方をまとめた上で,業務上実現すべき要件
  2. イ
    業務の手順や入出力情報,ルールや制約などの要件
  3. ウ
    業務要件を実現するために必要なシステムの機能に関する要件
  4. エ
    ソフトウェアの信頼性,効率性など品質に関する要件
解き方のヒントを見る

要件分類を見分けるための視点

各記述をそのまま暗記せず、何を求めている文なのか、誰にとっての要求なのか、実現後にどのような観点で確認するのかを順に整理すると、分類の根拠を落ち着いて比較できます。

この問題で問われていること

一つの記述について、主題が利用者や業務上の目的そのものなのか、それとも目的を支える条件や評価の観点なのかを、文の役割に注目して読み分け、その違いを意識して判断してください。

視点

分類名を先に当てはめるのではなく、記述の主語・対象・求めている状態を確認し、同じ基準で各文を読み比べることが大切です。表面的な単語ではなく、要求が担う役割に注目しましょう。

確認ポイント

  • 記述が最終的に求めている対象や成果は何か
  • その内容を確認する主体や利用場面はどこか
  • 文中の条件が目的そのものか、目的を支える観点か
正解と解説を見る

正解

エ

解説

非機能要件とは、システムが提供する個別の機能ではなく、信頼性や効率性など、ソフトウェアの品質や性能に関する要件を指します。したがって、品質に関する説明であるエが該当する。

理由

非機能要件は、ソフトウェアが何を実行するかではなく、どの程度の信頼性、効率性などを備えるべきかを定める。品質に関する要件がこれに該当する。

比較

アとイは業務の内容や手順などを定める業務要件であり、ウは必要なシステム機能を定める機能要件です。品質に関する要件を説明しているのはエです。

選択肢ア

これは不正解だよ。新しい業務の在り方を整理し、業務上実現すべき内容を定める説明なので、業務要件に当たる。ソフトウェアの品質や性能など、機能以外の性質を示す説明ではないため、非機能要件の説明としては適切でない。

選択肢イ

これは不正解だよ。業務の手順、入出力情報、ルール、制約などは、業務をどのように行うかを定める内容であり、業務要件に分類される。ソフトウェアの信頼性や効率性といった品質を示す要件ではない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。業務要件を実現するために必要なシステムの機能を定めているため、これは機能要件の説明である。非機能要件は機能の内容ではなく、信頼性や効率性などの品質や性質を扱う。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。信頼性や効率性は、ソフトウェアが何をするかという個別機能ではなく、どのような品質で動作すべきかを示す属性である。このような品質に関する要件は非機能要件に分類される。

学習のポイント

業務要件・機能要件・非機能要件の分類基準を整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅰ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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