SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅰ
平成24年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅰ 問11
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アAjax
- イCSS
- ウDOM
- エSAX
解き方のヒントを見る
非同期通信を整理する観点
通信技術の名称や分類を先に決めつけず、画面とサーバーの間で何が起き、利用者の操作や表示更新にどのような関係があるかを順に整理して考えましょう。具体的な目的との対応も見ます。
この問題で問われていること
この問題では、通信の実行が利用者の操作や画面表示の進行とどう関係するかという一点に絞り、開始の契機と結果の反映され方を落ち着いて確認します。一つずつ言葉にして比べることが大切です。
視点
選択肢を読むときは、通信そのものの名称よりも、処理を待つ間の画面や操作との関係に注目します。役割、タイミング、結果の受け取り方を同じ基準で比べると、説明の焦点を整理しやすくなります。
確認ポイント
- 通信が始まるきっかけは何かを確認する。
- 処理中に利用者が画面をどう扱える想定かを見る。
- 通信結果が画面や後続処理へどう結び付く説明かを確かめる。
正解と解説を見る
正解
ア
解説
設問は、JavaScriptなどを利用してブラウザとサーバの間で非同期通信を行い、ページ全体を再読み込みせずに必要な部分だけを更新する技術を問うています。地図の高速スクロールや検索候補の逐次表示は、この仕組みの代表例です。
理由
Ajaxは、JavaScriptなどを使ってブラウザからサーバへ非同期に要求を送り、受け取った結果を画面の一部へ反映する技術です。ページ全体の再読み込みを避けられるため、地図のスクロールや検索候補の逐次表示を滑らかに実現できます。
比較
CSSはWebページの見た目やレイアウト、DOMは文書の構造を扱う仕組み、SAXはXMLなどを順に読み取る解析方式です。いずれも設問が述べる、サーバとの非同期通信を中心とした技術そのものではありません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。AjaxはJavaScriptなどを使い、ブラウザからサーバへ非同期に要求を送って応答を受け取る技術です。ページ全体を再読み込みせず必要な部分だけを更新できるため、地図の高速なスクロールや、キーボード入力に応じた検索候補の逐次表示を実現する設問の説明に一致します。
選択肢イ
これは不正解だよ。CSSは、Webページの文字や色、配置、サイズなどの見た目とレイアウトを指定するためのスタイルシート言語です。画面の表示方法を整える役割はありますが、サーバとの非同期通信を行い、取得した情報で部分更新する技術を指すものではありません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。DOMは、HTMLなどの文書を要素の階層構造として扱い、JavaScriptから内容や属性を操作するためのモデルです。通信結果を画面へ反映する際に利用されることはありますが、サーバとの非同期通信機能そのものを表す名称ではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。SAXは、XML文書を先頭から読み進め、要素の開始や終了などをイベントとして処理する解析方式です。XMLの読み取りに適した仕組みですが、ブラウザからサーバへ非同期に要求を送り、Web画面を部分更新する技術とは異なります。
学習のポイント
非同期通信と部分更新を、見た目の制御や文書構造の操作と区別して覚えましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅰ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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