SAシステムアーキテクト試験 午前Ⅰ

平成22年度秋期 システムアーキテクト 午前Ⅰ 問21

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

サービス提供の時間帯を7:00〜19:00としているシステムにおいて,16:00にシステム故障が発生し,サービスが停止した。修理は21:00までかかり,当日中にサービスは再開されなかった。この日の可用性は何%か。

選択肢

  1. ア
    25
  2. イ
    60
  3. ウ
    64
  4. エ
    75
解き方のヒントを見る

サービス時間区分の整理に注目する

可用性を考えるときは、対象期間の中で何を提供時間として扱い、何を停止時間として扱うかをまず切り分けます。境界条件や前提をそろえてから、設問の表現と照合しましょう。

この問題で問われていること

この問題では、個々の数値を急いで計算するより、時間の分類基準が一貫しているかに焦点を置きます。対象期間、除外条件、記録上の扱いを順に確認し、用語の意味を勝手に補わないことが大切です。

視点

時間を扱う指標は、先に対象範囲と用語の定義を整理し、同じ基準で各時間を分類してから全体の関係を確認すると、読み違いを減らせます。

確認ポイント

  • 対象期間の範囲と、時間を区切る基準が設問内でそろっているか
  • 各時間の名称が、同じ対象と同じ測定単位を指しているか
  • 例外や前提を追加せず、問題文に書かれた条件だけで整理できるか
正解と解説を見る

正解

エ

解説

サービス提供時間は7:00から19:00までの12時間です。16:00から提供終了時刻までの3時間だけサービスが停止したため、稼働できた時間は9時間となり、可用性は75%です。

理由

サービス提供時間は7:00〜19:00なので、分母は12時間です。障害は16:00に発生し、19:00までの3時間が提供時間帯内の停止時間になる。したがって稼働時間は12時間−3時間=9時間であり、可用性は9時間÷12時間×100=75%となる。修理が21:00まで続いても、19:00以降は提供時間帯外なので計算に影響しない。

比較

この問題では、暦日の24時間や修理に要した時間を分母にするのではなく、サービス提供を予定していた12時間を基準にする。障害前の7:00〜16:00は9時間利用でき、障害後の16:00〜19:00は利用できないため、利用可能時間の割合を求める。

選択肢ア

これは不正解だよ。25%は、サービス提供時間帯12時間のうち停止した3時間を割合にした値であり、可用性ではなく停止時間の比率に相当する。可用性は停止していない時間を基準に求めるため、3時間÷12時間ではなく、利用できた時間を用いる必要がある。

選択肢イ

これは不正解だよ。60%は、問題に示されたサービス提供時間12時間、停止時間3時間、利用可能時間9時間のいずれの割合にも一致しない。修理が16:00から21:00まで続く5時間を、そのまま提供時間帯の停止時間として扱うこともできず、19:00以降は対象外である。

選択肢ウ

これは不正解だよ。64%を得るには、問題にない分母や停止時間を設定する必要がある。公式条件では提供時間帯は12時間、提供時間帯内の停止は16:00から19:00までの3時間なので、利用可能時間は9時間となる。64%はこれらの時間条件と整合しない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。サービス提供時間は7:00〜19:00の12時間で、障害による停止は16:00〜19:00の3時間である。利用可能時間は12時間−3時間=9時間なので、可用性は9時間÷12時間×100=75%となる。21:00までの修理時間のうち、19:00以降は提供時間帯外である。

学習のポイント

可用性では、停止時間と提供時間帯の境界を正しく対応させる。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅰ 問21(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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