PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ

令和4年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問11

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

IP アドレスの自動設定をするために DHCP サーバが設置された LAN 環境の説明のうち,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    DHCP による自動設定を行う PC では,IP アドレスは自動設定できるが,サブネットマスクやデフォルトゲートウェイアドレスは自動設定できない。
  2. イ
    DHCP による自動設定を行う PC と,IP アドレスが固定の PC を混在させることはできない。
  3. ウ
    DHCP による自動設定を行う PC に,DHCP サーバのアドレスを設定しておく必要はない。
  4. エ
    一度 IP アドレスを割り当てられた PC は,その後電源が切られた期間があっても必ず同じ IP アドレスを割り当てられる。
解き方のヒントを見る

通信設定を整理する確認観点

自動設定の問題では、端末とネットワーク側の役割分担、やり取りの順序、提示された条件との対応を分けて確認し、個別の知識だけで判断しないことが大切です。全体の流れを落ち着いて追いましょう。

この問題で問われていること

確認する観点を、設定を求める側と応答する側の関係、および情報が届くまでの段階的な流れに絞って、問題文の各記述がどの場面を説明しているかを見比べてください。細部より関係性を優先します。

視点

自動設定を考えるときは、誰が要求を出し、誰が情報を提供し、端末が受け取った内容をどの段階で利用するのかを整理します。各記述を役割と時系列に対応づけ、用語の印象だけで決めないようにしましょう。

確認ポイント

  • 要求する側と応答する側を区別する
  • 記述されたやり取りの順序を確認する
  • 各情報がどの役割に関係するか整理する
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

DHCPは、IPアドレスだけでなくサブネットマスクやデフォルトゲートウェイなどの情報も端末へ自動配布できます。DHCPを利用する端末と固定IPを設定した端末の混在も可能で、端末がDHCPサーバのアドレスを事前に設定しておく必要はありません。

理由

DHCPクライアントは、ネットワーク上のDHCPサーバを探索して、IPアドレスやサブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどの設定を受け取ります。そのため、DHCPサーバのアドレスをあらかじめ端末へ設定しておく必要はありません。

比較

同じLAN上で、DHCPからアドレスを取得する端末と、管理者がIPアドレスを固定設定した端末を併用できます。また、DHCPの割当てはリースとして管理されるため、電源断後も必ず同じアドレスになるとは限りません。

選択肢ア

これは不正解だよ。DHCPはIPアドレスだけを配布する仕組みではなく、サブネットマスクやデフォルトゲートウェイなど、通信に必要な設定情報も配布できます。したがって、後半の「自動設定できない」という説明が誤りです。

選択肢イ

これは不正解だよ。DHCPを利用するPCと、管理者がIPアドレスを固定設定したPCは、アドレスの重複を避けて適切に管理すれば同じLANに混在できます。「混在させることはできない」とする断定が誤りです。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。DHCPを利用するPCは、DHCPサーバのアドレスをあらかじめ設定しなくても、DHCPの仕組みによってサーバを探索し、IPアドレスなどのネットワーク設定を自動取得できます。

選択肢エ

これは不正解だよ。DHCPで割り当てられるIPアドレスは、一定期間だけ使用できるリースとして管理されます。電源断の期間やサーバの管理状況によって再割当てが変わるため、必ず同じアドレスになるとは限りません。

学習のポイント

DHCPの配布情報、固定IPとの併用、リース期間の考え方を整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和4年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問11(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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