PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ

令和3年度秋期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問25

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

RFI を説明したものはどれか。

選択肢

  1. ア
    サービス提供者と顧客との間で,提供するサービスの内容,品質などに関する保証範囲やペナルティについてあらかじめ契約としてまとめた文書
  2. イ
    システム化に当たって,現在の状況において利用可能な技術・製品,ベンダにおける導入実績など実現手段に関する情報提供をベンダに依頼する文書
  3. ウ
    システムの調達のために,調達側からベンダに技術的要件,サービスレベル要件,契約条件などを提示し,指定した期限内で実現策の提案を依頼する文書
  4. エ
    要件定義との整合性を図り,利用者と開発要員及び運用要員の共有物とするために,業務処理の概要,入出力情報の一覧,データフローなどをまとめた文書
解き方のヒントを見る

文書の目的を整理する視点

文書を読むときは、記載内容だけを追うのではなく、誰が何のために使う情報なのか、どの場面で参照されるのかを結び付け、目的と役割の関係に注目して整理しましょう。

この問題で問われていること

一つの文書が担う目的を、作成者・利用者・利用される場面の関係から捉え、内容の細部や名称に引きずられず、文書の役割に注目して中心となる用途を確認してください。

視点

文書の目的を考える際は、その情報が誰に向けられ、どのような場面で利用されるのかを手掛かりに、文書の役割と利用目的の結び付きを整理します。

確認ポイント

  • その文書は、誰のどのような行動や判断に関係するものか。
  • 文書に含まれる情報は、どの利用場面で意味を持つものか。
  • 文書の名称ではなく、中心となる利用目的に注目できているか。
正解と解説を見る

正解

イ

解説

RFIはRequest for Informationの略で、システム化を検討する際に、利用可能な技術や製品、ベンダの導入実績などについて情報提供を依頼する文書です。

理由

RFIは、発注側がシステム化の実現可能性や利用候補となる技術・製品を把握するため、ベンダに情報提供を求める文書です。導入実績などの情報を集め、後続の調達検討に役立てる。

比較

RFPは技術要件やサービスレベル要件などを示して実現策の提案を求める文書であり、SLAはサービス品質や保証範囲を契約として定める文書です。また、業務仕様書は業務処理や入出力、データフローを整理する文書です。

選択肢ア

これは不正解だよ。サービス内容や品質、保証範囲、ペナルティをサービス提供者と顧客の契約としてまとめる文書は、サービスレベルに関する合意を示すものである。実現可能な技術や製品、ベンダの導入実績について情報提供を求めるRFIの説明ではない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。システム化の検討段階で、現在利用できる技術・製品や、ベンダが持つ導入実績などの実現手段に関する情報を提供してもらう文書がRFIである。情報を収集し、以後の調達方法や候補の検討に役立てる点が説明と一致する。

選択肢ウ

これは不正解だよ。調達側が技術要件、サービスレベル要件、契約条件などを提示し、期限内に実現策の提案を求める文書はRFPに当たる。RFIは提案内容を競わせる段階ではなく、実現手段に関する情報を収集するための文書である。

選択肢エ

これは不正解だよ。業務処理の概要、入出力情報、データフローなどをまとめ、利用者や開発・運用要員で共有する文書は、業務やシステムの仕様を整理する目的で作成される。ベンダに実現手段の情報提供を依頼するRFIとは目的が異なる。

学習のポイント

RFIとRFP、SLA、業務仕様書の目的と依頼内容の違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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