PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ
令和2年度10月 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問15
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アAPOP
- イIMAPS
- ウPOP3
- エSMTP Submission
解き方のヒントを見る
通信暗号化の保護範囲を確認
電子メールの受信に関する方式を考えるときは、名称や印象だけで判断せず、通信のどの区間を、いつ、どの当事者の間で保護する仕組みとして説明しているかという一つの観点に集中して読み比べます。
この問題で問われていること
確認の中心は、暗号化が関係する保護範囲を文章から読み取ることです。送受信の流れを頭の中で区切り、説明が示す対象と段階が問いの場面に対応しているかを落ち着いて照合してください。
視点
方式名の知識を先に当てはめるのではなく、説明文が示す保護の対象と適用される場面を、メールの流れの中で整理します。
確認ポイント
- 説明が保護対象として扱っている通信区間を確認する
- 保護が適用されるタイミングと場面を確認する
- 説明の対象と問いの状況が対応しているか確認する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
スマートフォンでメールを受信する際、メールサーバとの通信を本文を含めて暗号化するには、受信プロトコルをTLSなどで保護した方式を用います。IMAPを暗号化通信にしたIMAPSが該当します。
理由
IMAPSは、IMAPによるメール受信通信をSSL/TLSで保護する方式です。そのため、メールサーバとスマートフォンの間で、認証情報だけでなく受信するメール本文を含む通信を暗号化できます。
比較
APOPは主にパスワード認証を保護する方式で、POP3は標準的な受信プロトコルです。SMTP Submissionはメール送信時の提出に用いるため、設問の受信通信を本文まで暗号化する方式には該当しません。
選択肢ア
これは不正解だよ。APOPは、メール受信時のパスワードをチャレンジレスポンス方式で送る認証方法です。認証情報の漏えいを抑える目的はありますが、メールサーバとスマートフォンの間でメール本文を含む通信全体を暗号化するプロトコルではありません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。IMAPSは、メール受信に使うIMAPをSSL/TLSで保護した方式です。メールサーバとスマートフォンの間の通信経路が暗号化されるため、ログイン情報だけでなく、受信するメール本文を含めて保護できます。
選択肢ウ
これは不正解だよ。POP3はメールサーバからメールを受信するためのプロトコルですが、名称だけでは通信経路の暗号化を表しません。本文を含む通信を暗号化するには、暗号化機能を備えた別の方式を利用する必要があります。
選択肢エ
これは不正解だよ。SMTP Submissionは、メールクライアントから送信メールをメールサーバへ提出するための仕組みです。設問はスマートフォンがメールを受信する際の通信を問うているため、方向と用途が異なり、受信本文の暗号化方式には該当しません。
学習のポイント
受信・送信・認証・通信経路暗号化の役割を整理して覚えることが重要です。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和2年度10月 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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