PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ
平成29年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問28
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア作業指示と現場管理を見えるようにするために,かんばんを使用する。
- イ生産ライン上の作業場所を通過するに従い製品の加工が進む。
- ウ必要とする部品,仕様,数量が後工程から前工程へと順次伝わる。
- エ部品の組立てから完成検査まで,ほとんどの工程を1人又は数人で作業する。
解き方のヒントを見る
生産方式の説明を整理する視点
この問題では、用語を暗記した内容と照合するだけでなく、説明の中で示される作業の進め方、担当の分け方、設備との関係を読み取り、全体としてどの目的を説明しているかを一つの軸で整理します。
この問題で問われていること
確認する観点は、作業者・作業・設備の関係が、単なる配置の説明なのか、それとも生産活動の進め方に関する説明なのかを、選択肢ごとに同じ基準で読み比べることです。
視点
選択肢を読むときは、個別の言葉の印象に引っ張られず、誰が何を担当し、どのようなつながりで作業が説明されているかを捉えます。その関係が問題の問いと同じ観点に立っているかを確認し、知識の断片ではなく説明の構造として整理してください。
確認ポイント
- 作業・担当・設備の関係が、どの観点から説明されているか。
- 説明されている目的と、実際の生産活動のつながりが対応しているか。
- 同じ基準で各選択肢を読み、表現の印象だけで判断していないか。
正解と解説を見る
正解
エ
解説
セル生産方式は、製品の組立てから完成検査までの多くの工程を、一人または少人数の作業者が担当する生産方式です。工程間の分業や情報伝達を中心とする方式とは特徴が異なります。
理由
セル生産方式では、作業者一人または少人数のチームが、部品の組立てから完成検査までの広い範囲を担当します。これにより、作業者が複数工程を受け持つ柔軟な生産が可能になります。
比較
イは製品がライン上の作業場所を順に通過するライン生産方式、ウは後工程の要求を前工程へ伝える方式、アはかんばんの用途を説明しています。これらはセル生産方式そのものの特徴ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。かんばんは、作業指示や部品の補充などを後工程から前工程へ伝えるために用いられる情報伝達の仕組みで、セル生産方式に固有の特徴ではありません。選択肢はかんばん方式の説明です。
選択肢イ
これは不正解だよ。生産ライン上の作業場所を製品が順番に通過し、通過するにつれて加工が進むという説明は、工程を分担するライン生産方式の特徴です。セル生産方式の中心的な特徴とは異なります。
選択肢ウ
これは不正解だよ。必要な部品、仕様、数量などが後工程から前工程へ伝わるのは、後工程の要求に応じて生産や補充を行う仕組みの説明です。セル生産方式の作業者構成を示していません。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。セル生産方式では、部品の組立てから完成検査までのほとんどの工程を、一人または数人の作業者が担当します。複数工程をまとめて受け持つことが、この方式の代表的な特徴です。
学習のポイント
セル生産方式とライン生産方式、かんばん方式の違いを、工程の担当範囲から整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問28(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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