PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ
平成29年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問4
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア0.48
- イ0.75
- ウ0.93
- エ1.20
解き方のヒントを見る
圧縮・転送時間の見分け方
圧縮や展開を含む処理時間を考えるときは、データの大きさ、通信に関わる時間、処理に関わる時間を混同せず、どの要素を比較しているかを順に整理し、意識して確認します。
この問題で問われていること
一つの観点として、全体の所要時間を構成する各段階の役割に注目し、条件が変わったときにどの段階が増減しうるかを、単位と前提をそろえて、時系列に沿って丁寧に確認していきましょう。
視点
時間を考える際は、入力データの規模、処理の負荷、転送環境などを別々の要素として捉え、同じ条件で比べられる情報かを確認します。特定の方式や式を先に当てはめず、各段階の意味と前提の違いを整理することが大切です。
確認ポイント
- 全体の時間を構成する段階を分けて捉えているか
- 比較する条件や単位がそろっているか
- 変化した条件がどの段階に関係するか確認したか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
圧縮率40%なので、格納されている圧縮データは15Mバイトの40%で6Mバイトとなる。転送時間と展開時間を合計すると0.48秒です。
理由
圧縮データ量は15Mバイト×0.40=6Mバイト。転送時間は6Mバイト÷20Mバイト/秒=0.30秒、展開時間は6Mバイト×0.03秒/Mバイト=0.18秒です。同時処理は行わないため、合計は0.30秒+0.18秒=0.48秒となる。
比較
転送量には圧縮後の6Mバイトを使い、展開時間も圧縮データ6Mバイトを基準にする点が重要です。元の15Mバイトを転送量や展開量として使うと、問題の圧縮条件と一致しない。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。圧縮後のデータ量は15Mバイト×40%=6Mバイトである。転送時間は6Mバイト÷20Mバイト/秒=0.30秒、展開時間は6Mバイト×0.03秒/Mバイト=0.18秒となる。両処理は同時に行わないため、合計0.48秒が条件に一致する。
選択肢イ
これは不正解だよ。0.75秒は、圧縮後の6Mバイトではなく、元の15Mバイトを転送した場合の15Mバイト÷20Mバイト/秒に相当する値である。フラッシュメモリに格納されている転送対象は圧縮後のデータなので、転送時間の条件を取り違えている。
選択肢ウ
これは不正解だよ。0.93秒は、元の15Mバイトを転送した時間0.75秒に、圧縮後6Mバイトの展開時間0.18秒を加えた値と考えられる。しかし転送対象は圧縮後の6Mバイトであり、転送時間に15Mバイトを使う条件が問題文と一致しない。
選択肢エ
これは不正解だよ。1.20秒は、元の15Mバイトを転送した0.75秒に、展開時間も15Mバイト×0.03秒/Mバイト=0.45秒として加えた値である。転送・展開の双方で元の容量を使っており、圧縮後6Mバイトを処理する条件と異なる。
学習のポイント
圧縮後の容量を使い、転送時間と展開時間を別々に計算して合計する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問4(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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