PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ
平成26年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問21
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア監査結果の外部への開示
- イ監査対象システムの管理
- ウ監査報告会で指摘した問題点の改善
- エ監査報告書に記載した監査意見
解き方のヒントを見る
責任範囲を見極めるための視点
この問題では、担当者が何を実施する立場かだけでなく、独立性や権限、説明責任との関係を整理し、役割の境界がどこに置かれているかを丁寧に、順序立てて確認しましょう。
この問題で問われていること
一つの観点として、記述された行為や判断が、監査人自身の責任として扱われるものか、それとも別の立場の責任を前提にしているものかを、主語と役割の対応から確認してください。
視点
責任範囲を考えるときは、文中の主語、委任の有無、判断を下す権限、結果を説明する相手を対応づけ、誰の役割として記述されているかを整理します。個別の用語の暗記より、役割と責任の境界に注目しましょう。
確認ポイント
- 文中で責任を負う主体が誰として置かれているか
- 実施する行為と、その結果を説明する役割が対応しているか
- 権限や委任の記述が責任の境界に影響していないか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
システム監査人は、監査対象から独立した立場で監査を実施し、その結果に基づく監査意見を監査報告書に記載する責任を負います。対象システムの管理や問題点の改善は、監査対象側の責任です。
正解の理由
システム監査人は、監査手続を実施して得られた証拠を評価し、その結果に基づいて監査意見を形成します。そのため、監査報告書に記載した監査意見について責任を負います。
責任の切り分け
監査人は問題点を指摘して報告しますが、監査対象システムの日常的な管理や、指摘事項を改善する業務まで直接担うわけではありません。外部への開示も、組織の権限と手続に基づいて行われます。
選択肢ア
これは不正解だよ。監査人は監査結果を適切に報告する責任を負いますが、監査結果を外部へ開示するかどうかは、組織の権限者や定められた手続に基づいて判断されます。したがって、外部への開示そのものを監査人の責任とするのは適切ではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。監査人は監査対象システムを独立した立場から評価する者であり、そのシステムの日常的な運用や管理を担当する者ではありません。監査対象システムの管理責任は、監査を受ける組織や担当部門側にあります。
選択肢ウ
これは不正解だよ。監査人は監査によって発見した問題点を報告し、改善を促すことはできます。しかし、指摘された問題点を実際に改善し、業務やシステムへ反映する責任は監査対象側にあります。監査人自身が改善を実施するものではありません。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。システム監査人は、監査で得た証拠を評価し、その結果に基づいて監査意見を形成します。そのため、監査報告書に記載した監査意見は監査人自身が負う責任の対象です。対象システムの管理や改善を担う責任とは区別されます。
学習のポイント
監査人の独立性と、監査対象組織の管理責任を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問21(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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