PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ
平成26年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問3
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア空きブロック群のうち,アドレスが下位のブロックを高い頻度で使用するので,アドレスが上位の方に大きな空きブロックが残る傾向にある。
- イ空きブロック群のうち,要求された大きさを満たす最小のものを割り当てるので,最終的には小さな空きブロックが多数残る傾向にある。
- ウ空きブロックの検索にハッシュ関数を使用しているので,高速に検索することができる。
- エ空きブロックをアドレスの昇順に管理しているので,隣接する空きブロックを簡単に見つけられ,より大きな空きブロックにまとめることができる。
解き方のヒントを見る
方式を比べるための着眼点
方式を見分けるときは、名称や印象ではなく、設問が比べている一つの観点を先に定め、その観点に関わる条件と結果のつながりを各説明で同じように読み取りましょう。文中の役割を対応づけて整理することが大切です。
この問題で問われていること
今回は、各方式の細かな知識を全部思い出そうとするよりも、設問が比較させている観点を一つ特定し、その観点について説明文の主語・条件・結果のつながりを確認することに集中してください。
視点
概念を整理するときは、方式名から連想を広げるのではなく、同じ観点で各説明を読み、前提条件と評価対象が対応しているかを確認します。説明の一部だけで決めず、文全体の関係を捉えると、学習上の整理がしやすくなります。
確認ポイント
- 設問が比較している観点を一つに絞れているか
- 各説明の前提条件と評価対象を同じ基準で読めているか
- 用語の印象ではなく文全体の関係を確認できているか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
ベストフィット方式は、要求された大きさ以上の空きブロックの中から、最も小さいものを選んで割り当てる方式です。そのため、割り当て後に小さな空きブロックが残りやすい。
理由
ベストフィット方式では、要求された大きさを満たす空きブロックのうち、余りが最も小さくなるブロックを選ぶ。この結果、細かく分割された小さな空きブロックが多数残る傾向がある。
比較
アドレスの順序やハッシュ関数の利用は、空きブロックの管理方法や検索方法に関する事項であり、ベストフィット方式そのものの定義ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。アは、アドレスが下位の空きブロックを高い頻度で使うことを述べていますが、ベストフィットはアドレスの上下ではなく、要求サイズを満たす空きブロックの中で最小のものを選ぶ方式です。このアドレス配置の傾向は特徴ではありません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。イは、要求された大きさを満たす空きブロックの中から最小のものを割り当てるという、ベストフィット方式の定義を正しく説明しています。余った領域が小さくなりやすいため、小さな空きブロックが多数残る傾向も適切です。
選択肢ウ
これは不正解だよ。ウは、空きブロックの検索にハッシュ関数を使うことを特徴として挙げていますが、ベストフィット方式は空きブロックの選択基準を表すものです。検索にハッシュ関数を使うかどうかは、別の管理方法や実装上の選択に関する事項です。
選択肢エ
これは不正解だよ。エのアドレス昇順での管理は、隣接する空きブロックを探して結合する処理に役立つ管理方法です。しかし、ベストフィット方式の定義は要求サイズを満たす最小の空きブロックを選ぶことであり、アドレス順管理そのものではありません。
学習のポイント
割当て方式の名前と、空きブロックを選ぶ具体的な基準を結び付けて覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問3(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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