PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ
平成24年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アゲートウェイ
- イブリッジ
- ウリピータ
- エルータ
解き方のヒントを見る
用語を同じ軸で読む確認視点
ネットワーク分野の用語を判断するときは、名称の印象だけで決めず、各要素が担う役割と、どの位置づけで他の要素と関わるかを整理して考えましょう。設問の表現を対応づける前に、比較する軸をそろえることが大切です。
この問題で問われていること
この問題では、個々の用語を覚えているかよりも、説明されている対象を同じ観点で捉え、役割と位置づけのどちらを問う表現なのかを見分ける点に集中してください。一つの観点に絞ってください。
視点
用語を読む際は、まず対象が何を担うものとして述べられているかを抽象化し、次に他の記述との関係を同じ基準で並べて、問いが求める観点を確認します。
確認ポイント
- 説明の主語が、単独の要素か、複数要素の関係かを確認する
- 各記述を同じ抽象度で読み、比較する軸が途中で変わっていないか確認する
- 問われている観点が文章全体で一貫しているかを確認する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
スイッチングハブは、MACアドレスを用いてフレームを転送するデータリンク層の装置です。従来のブリッジも同じ階層でフレームを中継するため、設問の条件に合致します。
理由
スイッチングハブは、受信したフレームを一時的に蓄積し、MACアドレスを基に適切なポートへ転送します。これはデータリンク層で行われる処理です。ブリッジも同じ層でフレームを中継する装置なので、同等の機能と動作階層をもつ選択肢になります。
比較
リピータは物理層で信号を再生し、ルータはネットワーク層でIPパケットの経路を選択します。ゲートウェイは異なるプロトコル間の変換などを担う装置であり、いずれもスイッチングハブと同じ条件には当てはまりません。
選択肢ア
これは不正解だよ。ゲートウェイは、異なるネットワークやプロトコルの間で通信方式を変換する役割をもつ装置です。スイッチングハブのように、同一のデータリンク層でMACアドレスを使ってフレームを転送する装置として扱われるものではありません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。ブリッジはデータリンク層で動作し、MACアドレスを基にフレームを選別して別のネットワークセグメントへ転送します。複数ポートをもつブリッジを高速化したものがスイッチングハブと考えられるため、設問の条件に合致します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。リピータは物理層で電気信号や光信号を再生し、伝送距離を延ばすための装置です。フレームを蓄積してMACアドレスを判断したり、ポート間で交換したりする機能は、リピータの役割には含まれません。
選択肢エ
これは不正解だよ。ルータはネットワーク層で動作し、IPアドレスなどを基にパケットの経路を選択して異なるネットワーク間を接続します。フレームをMACアドレスで転送するスイッチングハブとは、扱う階層と役割が異なります。
学習のポイント
装置ごとの転送単位とOSI参照モデルの階層を対応付けて覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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