PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ
平成24年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問10
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア一貫性(consistency)
- イ原子性(atomicity)
- ウ耐久性(durability)
- エ独立性(isolation)
解き方のヒントを見る
トランザクション特性の見分け方
各選択肢を個別に暗記するのではなく、処理の途中・完了後・障害発生時に何が確認されるべきかという観点で整理し、用語が示す役割と場面の対応を慎重に比べます。
この問題で問われていること
一つの観点として、取引が実行される過程と終了した後で、利用者から見える状態や失敗時の扱いがどのように説明されているかを読み取り、性質の違いを区別してください。
視点
トランザクションの性質を考えるときは、複数の操作を一まとまりとして捉え、途中の状態、完了時の状態、同時実行や障害時に観察される状態を分けて確認します。用語の暗記だけでなく、説明がどの場面に関係するかを対応づけることが大切です。
確認ポイント
- 確認対象が処理の途中か終了後かを整理する
- 障害や中断が起きた場面の説明に注目する
- 各用語がどの確認場面に関係するかを照合する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
トランザクションが更新処理を全て実行するか、全く実行しなかった状態に戻すことを保証する特性は、原子性(atomicity)です。処理を一つのまとまりとして扱います。
理由
設問は、更新処理を完全に実行するか、処理しなかった状態に取り消すかのいずれかを保証する特性を尋ねています。このようにトランザクションを分割できない一つの処理単位として扱う性質が、原子性です。
比較
一貫性は処理の前後でデータベースの整合性を保つ性質、耐久性は完了した処理結果を保持する性質、独立性は複数のトランザクションを互いに影響しにくく実行する性質です。設問の内容とは異なります。
選択肢ア
これは不正解だよ。一貫性(consistency)は、トランザクションの実行によってデータベースが定められた整合性を保つことに関係する特性です。更新を全て行うか、全く行わなかった状態に取り消すという、処理全体のまとまりを直接説明するものではありません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。原子性(atomicity)は、トランザクションを一つの処理単位として扱い、処理が完全に実行されるか、途中の更新を取り消して実行されなかった状態にするかを保証する特性です。設問の説明と一致します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。耐久性(durability)は、トランザクションが正常に完了した後、その更新結果が保存され、後から失われないようにする特性です。処理を全て実行するか、全く実行しなかった状態に取り消すという保証を表すものではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。独立性(isolation)は、複数のトランザクションを同時に実行する場合でも、互いの処理途中の影響を受けにくくする特性です。単一のトランザクションを完全実行するか、全く実行しなかった状態に戻すという設問の内容とは異なります。
学習のポイント
ACID特性における原子性と他の特性の役割を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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