PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ

平成23年度特別 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問14

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ゼロデイ攻撃の特徴はどれか。

選択肢

  1. ア
    セキュリティパッチが提供される前に攻撃する。
  2. イ
    特定のサイトに対し,日時を決めて,複数台の PC から同時に攻撃する。
  3. ウ
    特定のターゲットに対し,フィッシングメールを送信して不正サイトへ誘導する。
  4. エ
    不正中継が可能なメールサーバを見つけた後,それを踏み台にチェーンメールを大量に送信する。
解き方のヒントを見る

攻撃の特徴を見分ける視点

サイバー攻撃を考えるときは、用語の印象や知名度に引きずられず、対象・目的・成立条件・影響のつながりを同じ基準で整理し、問題文の記述がどの観点に対応するかを落ち着いて確認します。

この問題で問われていること

一つの観点として、記述された出来事が誰に何を起こすものとして説明されているかに注目し、前後の因果関係と想定される影響を対応づけて読むことを意識してください。

視点

個別の名称を先に当てはめるのではなく、記述から主体、対象、狙い、手段、結果を整理し、それらの関係が一貫しているかを確認します。

確認ポイント

  • 主体と対象の関係が文中でどう示されているか
  • 狙いと結果が同じ流れとして説明されているか
  • 印象的な単語ではなく記述全体の因果関係を見ているか
正解と解説を見る

正解

ア

解説

ゼロデイ攻撃とは、脆弱性に対するセキュリティパッチなどの修正策が提供される前に、その脆弱性を悪用して行われる攻撃です。

理由

ゼロデイ攻撃は、脆弱性が存在している一方で、利用者側が適用できる修正策がまだ提供されていない段階を狙う攻撃です。したがって、修正策の提供前に攻撃するという説明が特徴を正しく表している。

比較

複数台のPCから同時に攻撃すること、フィッシングメールで不正サイトへ誘導すること、不正中継可能なサーバを踏み台に大量送信することは、それぞれ別の攻撃手法や迷惑行為の説明であり、ゼロデイ攻撃の定義そのものではありません。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。ゼロデイ攻撃は、ソフトウェアなどの脆弱性が知られていても、セキュリティパッチや修正プログラムが提供される前に、その脆弱性を悪用して行われる攻撃を指す。この選択肢は、攻撃の特徴である時期の関係を正しく述べている。

選択肢イ

これは不正解だよ。特定の日時に複数台のPCから同時に攻撃する行為は、多数の端末を利用して一つのサイトへ攻撃を集中させる分散型サービス妨害攻撃の説明に当たる。攻撃時期の特徴だけでゼロデイ攻撃とはいえない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。特定のターゲットへフィッシングメールを送り、不正サイトへ誘導する行為は、メールなどを使って利用者をだますフィッシングの説明である。誘導先やメールの利用は、修正策の提供時期を示すゼロデイ攻撃の特徴ではない。

選択肢エ

これは不正解だよ。不正中継が可能なメールサーバを踏み台としてチェーンメールを大量送信する行為は、他者のサーバを不正利用した大量メール送信の説明である。不正中継の利用や送信量は、脆弱性への修正策が未提供であることを表していない。

学習のポイント

攻撃の規模や目的ではなく、脆弱性と修正策の提供時期との関係を理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度特別 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問14(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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