PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ
平成22年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問23
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アインターネット経由でアプリケーションソフトウェアの機能を,必要なときだけ利用者に提供するサービスのこと
- イ企業の経営資源を有効に活用するために,基幹業務を統合的に管理するためのパッケージソフトウェアのこと
- ウ既存の組織やビジネスプロセスを抜本的に見直し,職務,業務フロー,管理機構,情報システムを再設計すること
- エ発注者とサービス提供者との間で,サービスの品質の内容について合意した文書のこと
解き方のヒントを見る
提供形態を見分ける整理視点
クラウドサービスの提供形態を考えるときは、名称や印象だけで判断せず、誰がどの範囲を管理し、利用者側にどの責任が残るのかという分担に注目して整理します。順に比較します。
この問題で問われていること
一つの観点として、サービスを使う側と提供する側の責任分界に注目してください。管理対象、設定、運用上の判断がどちらに委ねられているかを問題文から丁寧に確認します。
視点
提供形態を整理する際は、機能の多さや呼び名ではなく、利用者と提供者の間で管理や運用の役割がどのように分かれているかを軸に考えます。
確認ポイント
- 管理や運用の中心がどちら側にあるか確認する
- 利用者側に残されている設定や判断の範囲を確認する
- 責任分界を同じ基準で各選択肢と比較する
正解と解説を見る
正解
ア
解説
SaaSは、ソフトウェアを利用者が自分で購入・導入して保有するのではなく、サービス提供者が用意した機能をネットワーク経由で必要に応じて利用する形態を指します。
理由
SaaSはSoftware as a Serviceの略で、アプリケーションソフトウェアの機能をインターネットなどのネットワーク経由で提供し、利用者が必要なときにサービスとして使う仕組みです。
比較
イは基幹業務を統合管理するERP、ウは業務や組織を抜本的に再設計するBPR、エはサービス品質について合意するSLAの説明であり、SaaSとは対象が異なる。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。SaaSは、サービス提供者が用意したアプリケーションソフトウェアの機能を、利用者がインターネットなどのネットワーク経由で必要なときに利用する提供形態である。ソフトウェアをサービスとして利用する点が説明に一致する。
選択肢イ
これは不正解だよ。企業の経営資源や基幹業務を統合的に管理するパッケージソフトウェアは、ERPの説明である。ERPは業務管理の仕組みや製品を表す用語であり、インターネット経由で機能を提供するSaaSそのものの定義ではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。既存の組織やビジネスプロセスを抜本的に見直し、職務や業務フロー、管理機構、情報システムを再設計することはBPRの説明である。これは業務改革の考え方であり、ソフトウェアの提供形態を示すSaaSとは異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。発注者とサービス提供者がサービス品質の内容について合意した文書は、SLAの説明である。SLAはサービス水準に関する契約上の合意を表すもので、アプリケーション機能をネットワーク経由で利用するSaaSとは対象が異なる。
学習のポイント
SaaS・ERP・BPR・SLAを、対象と役割の違いで区別して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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