PMプロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ
平成22年度春期 プロジェクトマネージャ 午前Ⅰ 問3
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アDTD に適合している。
- イXML 宣言が完全に記述されている。
- ウXML データを記述するための文法に従っている。
- エエンティティ参照ができる。
解き方のヒントを見る
判断の根拠となる条件の整理
XML文書について考える際は、用語から結論を急がず、判断の根拠となる条件を整理しましょう。何を前提としているか、どこまでがその前提から言えることかを分けて捉えると、知識を落ち着いて確認できます。
この問題で問われていること
着目するのは、判断とその根拠となる条件の対応です。複数の用語が登場しても、それぞれの意味を印象で補わず、与えられた情報のどの条件に基づいて考えているのかを確かめ、条件を読み替えていないか振り返りましょう。
視点
考える途中で使った条件を短い言葉で整理し、その条件が与えられた情報に基づくものか、記憶や印象から付け加えたものかを確認します。判断の根拠を明確にすることに集中しましょう。
確認ポイント
- 判断に使っている条件を把握しているか
- その条件の根拠を与えられた情報に確認できるか
- 考える途中で条件を付け足したり読み替えたりしていないか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
正解はアです。整形式のXML文書はXMLの文法に従っています。妥当なXML文書であるためには、それに加えてDTDで定義された要素や属性などの制約に適合している必要があります。
妥当性の条件
DTDは、XML文書で使用する要素や属性、要素の出現順序や回数などを定義します。整形式である文書がこれらの制約にも適合しているとき、妥当なXML文書となります。したがって、設問の条件に該当するのはアの「DTDに適合している。」です。
整形式との比較
整形式では、開始タグと終了タグの対応や要素の正しい入れ子など、XMLの文法を満たすことが求められます。文法に従っていても、DTDが許可していない要素を使用していれば妥当ではありません。XML宣言の記述やエンティティ参照の可否だけでも、DTDへの適合は保証されません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。妥当なXML文書は、整形式であることに加え、DTDで定義された要素や属性、要素の出現順序などの制約に適合している必要があります。設問は整形式であることを前提としているので、追加の条件を示す「DTDに適合している。」が該当します。
選択肢イ
これは不正解だよ。XML宣言は、XMLのバージョンや文字コードなどを記述するものです。宣言を完全に記述しても、文書の要素や属性がDTDの制約に適合していることは保証されません。したがって、XML宣言の記述だけでは妥当なXML文書である条件を満たせません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。XMLデータを記述するための文法に従っていることは、整形式の条件です。例えば、開始タグと終了タグが対応し、要素の入れ子が正しくなっていることが求められます。設問では整形式であることは既に前提なので、妥当性を満たすための追加条件にはなりません。
選択肢エ
これは不正解だよ。エンティティ参照は、名前を使って定義済みの文字や文字列などを参照する仕組みです。参照ができることだけでは、文書全体がDTDで定義された要素や属性の制約に適合しているとは限りません。したがって、エンティティ参照の可否は妥当性を保証する条件ではありません。
学習のポイント
XMLの文法に従う整形式と、DTDの制約にも適合する妥当性の違いを理解しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅰ 問3(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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