NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和6年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問8
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アCHAP
- イPAP
- ウPPTP
- エRADIUS
解き方のヒントを見る
通信区間から認証の役割を見極める
リモートアクセスの認証では、複数の機器や仕組みが関わります。各プロトコルがどの主体とどの主体の間でやり取りされるものかという一つの観点に絞って整理すると、役割の違いを落ち着いて比較しやすくなります。
この問題で問われていること
問われているのは、個々の名称の暗記よりも、認証の流れの中でそのプロトコルが受け持つ区間を把握できているかです。関係する主体を頭の中で並べ、どの区間のやり取りなのかを位置づけて考えることが検討の中心になります。
視点
認証に関わるプロトコルは、名前が似ていたり同じ場面で登場したりするため混同しやすい分野です。そこで、個々の特徴を覚え込む前に「そのやり取りは誰と誰の間で行われるのか」という区間の視点で考えてみます。一回の接続の中でも、やり取りは複数の区間に分かれることがあります。各区間には別々の役割があるため、区間を意識すると役割の違いが見えやすくなります。この視点は、問題がどのような形式で出されていても使えます。
確認ポイント
- 登場する各プロトコルについて、やり取りの両端にいる主体が何かを自分の言葉で説明できるか
- 一回の接続の流れの中で、それぞれのやり取りがどの段階・どの区間に当たるかを位置づけられているか
- 問題の記述が示す区間と、自分が想定した区間とが食い違っていないかを最後に照らし合わせたか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
RADIUSは、リモートアクセス環境で認証、認可、アカウンティングを集中管理するために用いられるプロトコルです。
理由
RADIUSは、ネットワークアクセスサーバなどから利用者の認証要求を受け付け、認証や認可を行う。また、接続開始・終了や利用時間などのアカウンティング情報も扱えるため、問題文の条件に合致する。
比較
CHAPとPAPは主に利用者認証の方式であり、PPTPはVPNを構築するためのトンネルプロトコルです。これらは認証・認可・アカウンティングを集中管理する目的のプロトコルではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。CHAPはチャレンジレスポンス方式を用いて利用者を認証する仕組みであり、パスワードをそのまま送らない特徴がある。しかし、リモートアクセスの認証情報に加えて、認可やアカウンティング情報まで管理するプロトコルではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。PAPは利用者名とパスワードを用いて認証する方式で、CHAPのようなチャレンジレスポンスは行わない。認証方式として使われるものであり、認証・認可・アカウンティング情報を集中管理する役割は持たない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。PPTPは、ネットワーク上にトンネルを構築してVPN接続を実現するためのプロトコルである。リモートアクセスに利用される場合はあるが、認証情報やアカウンティング情報を管理する専用プロトコルではない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。RADIUSは、リモートアクセスサーバなどからの要求を受け、利用者の認証と認可を行う。さらに、接続開始や終了、利用時間などのアカウンティング情報も扱うため、設問の条件に合致する。
学習のポイント
認証方式と、認証・認可・アカウンティングを管理するプロトコルの違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問8(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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