NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和5年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問22
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア外部記憶装置を利用して,主記憶の物理容量を超えるメモリ空間をプログラムから利用可能にする。
- イ主記憶と磁気ディスク装置との間にバッファメモリを置いて,双方のアクセス速度の差を補う。
- ウ主記憶と入出力装置との間でCPUを介さずにデータ転送を行う。
- エ主記憶を複数のバンクに分けて,CPUからのアクセス要求を並列的に処理できるようにする。
解き方のヒントを見る
仕組みの説明で着目点を定める
メモリの高速化技術は、名称が似ていても何を工夫して待ち時間を減らしているかが異なります。用語の印象で判断せず、説明されている仕組みが何に働きかけているのかを一つの観点で確かめてから、問われている技術名と照らし合わせましょう。
この問題で問われていること
確認すべき観点は一つで、その仕組みが『どこで・何を対象に』処理の遅れを解消しているかです。メモリ周辺のどの構成要素に工夫を加えた結果として速くなるのかを自分の言葉で説明できるかどうかが、他の技術と区別する鍵になります。
視点
一般に、記憶装置の高速化には「装置自体を速くする」方向だけでなく、「装置の使い方や配置を工夫して待ちを目立たなくする」方向もあります。ある技術を学ぶときは、名称の意味をたどるよりも、工夫の対象となっている要素と、その工夫がどの段階の遅れに効くのかを対にして整理しておくと、似た技術との混同を防げます。
確認ポイント
- その技術が工夫を加えている対象がどの構成要素なのかを一言で言えるか
- その工夫によって、どの段階で生じる待ちが減るのかを説明できるか
- 名称の響きではなく、工夫の対象と効果の組み合わせで他の技術と比べたか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
正答はエ。メモリインタリーブは、主記憶を複数のバンクに分割し、CPUからのアクセス要求を並列的に処理できるようにする方式です。
理由
メモリインタリーブでは、主記憶を複数のバンクに分け、それぞれを活用してアクセスを並列的に処理できるようにする。これにより、主記憶へのアクセス効率を高める。
比較
アは仮想記憶、イは主記憶と磁気ディスクの速度差を補うバッファ、ウはDMAの説明です。いずれも主記憶を複数バンクに分けてアクセスを並列処理するメモリインタリーブとは異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。外部記憶装置を利用して主記憶の物理容量を超えるメモリ空間をプログラムから利用可能にするのは、仮想記憶の説明である。メモリインタリーブは外部記憶による容量拡張ではなく、主記憶の構成とアクセス処理に関する方式である。
選択肢イ
これは不正解だよ。主記憶と磁気ディスク装置との間にバッファメモリを置き、双方のアクセス速度の差を補う説明は、バッファリングに関するものである。主記憶を複数のバンクに分けて並列処理するメモリインタリーブとは異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。主記憶と入出力装置との間でCPUを介さずにデータ転送を行うのは、DMAの説明である。これは入出力転送方式に関するものであり、主記憶を複数のバンクに分けてアクセス要求を処理する方式ではない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。メモリインタリーブは、主記憶を複数のバンクに分け、CPUからのアクセス要求を並列的に処理できるようにする方式である。主記憶内部の構成を工夫して、アクセス効率を高める説明に該当する。
学習のポイント
主記憶のアクセス高速化と、外部記憶・DMA・仮想記憶の役割を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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