NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成29年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問6

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

DNSゾーンデータファイルのMXレコードに関する記述のうち,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    先頭フィールド(NAMEフィールド)には,メールアドレスのドメイン名を記述する。
  2. イ
    プリファレンス値が大きい方が優先度は高い。
  3. ウ
    メール交換ホストをIPアドレスで指定する。
  4. エ
    メールサーバの別名を記述できる。
解き方のヒントを見る

メール配送情報を読む観点

メール配送に関する記述を読むときは、名前解決の情報がどの役割を担い、誰がどの段階で参照するものかを切り分けて整理しましょう。用語の配置だけで判断せず、通信の目的との対応を確認することが大切です。

この問題で問われていること

この問題では、ゾーン内の各情報を単独で覚えるのではなく、メールを届ける過程のどの場面に関係する情報なのかという役割の対応関係に注目し、送信側・受信側・名前解決の視点を分けて考えます。

視点

DNSに関する情報は、名前と通信上の対象を結び付けるための材料として扱われます。メール配送を考える際は、宛先の識別、参照の主体、利用される段階を分け、個々の記述がどの目的に結び付くかを比較してください。

確認ポイント

  • その情報を参照する主体は誰か
  • メール配送のどの段階に関係するか
  • 宛先の識別と接続先の案内を混同していないか
正解と解説を見る

正解

ア

解説

MXレコードは、メールアドレスのドメインに対応するメール配送先を示すDNSレコードです。先頭フィールド、プリファレンス値、メール交換ホストの役割を区別すると、適切な記述を判断できる。

理由

MXレコードの先頭フィールドは、メールアドレスのドメイン名を表します。これに対して、メール交換ホストは配送先のホスト名として記述され、プリファレンス値は複数候補間の選択に用いられる。

比較

プリファレンス値は小さい値が優先されるため、大きい方が優先という説明は適切でない。また、メール交換ホストはIPアドレスではなくドメイン名で指定し、メールサーバの別名を記述するレコードではありません。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。MXレコードの先頭フィールドであるNAMEフィールドは、メール配送の対象となるドメイン名を示す。メールアドレスのドメイン部分に対応する情報を記述する項目なので、この説明はMXレコードの構造と一致している。

選択肢イ

これは不正解だよ。MXレコードのプリファレンス値は、複数のメール交換ホストがある場合の選択順を示す数値であり、値が小さい方が優先される。したがって、大きい方が優先度が高いという前半の説明が逆になっている。

選択肢ウ

これは不正解だよ。MXレコードで指定するメール交換ホストは、メール配送先を表すホスト名である。IPアドレスを直接指定する記述ではないため、宛先の種類を取り違えている。この相違により、MXレコードの説明として不適切になる。

選択肢エ

これは不正解だよ。MXレコードはメール配送先となるメール交換ホストを示すためのレコードであり、メールサーバの別名を記述する目的のものではない。別名の指定とメール配送先の指定は役割が異なるため、この説明は適切でない。

学習のポイント

MXレコードの各フィールドの意味と、メール配送先の指定方法を理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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