NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問21

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

無線LANのアクセスポイントがもつプライバシセパレータ機能(アクセスポイントアイソレーション)の説明はどれか。

選択肢

  1. ア
    アクセスポイントの識別子を知っている利用者だけに機器の接続を許可する。
  2. イ
    同じ無線LANのアクセスポイントに接続している機器同士の直接通信を禁止する。
  3. ウ
    事前に登録されたMACアドレスをもつ機器だけに無線LANへの接続を許可する。
  4. エ
    建物外への無線LAN電波の漏れを防ぐことによって第三者による盗聴を防止する。
解き方のヒントを見る

ネットワーク用語を比較する視点

ネットワーク分野の用語問題では、言葉の定義だけでなく、どの範囲で使われ、何を目的に区別される概念かを整理してから、各説明との対応関係を慎重に見比べます。用語間の境界にも注意します。

この問題で問われていること

各用語の役割と適用範囲に注目し、説明文が示す対象・目的・前提条件を同じ基準で整理して、表現の似ている概念を混同しないよう確認します。判断を急がず、比較軸をそろえます。

視点

用語を単独で暗記するのではなく、対象となる範囲、担う役割、利用される場面、関連する概念との境界を整理し、説明文の記述と照らし合わせます。

確認ポイント

  • 用語が扱う対象や範囲を確認する
  • 説明文が示す目的や役割を整理する
  • 似た概念との区別が保たれているか確認する
正解と解説を見る

正解

イ

解説

プライバシセパレータ機能は、同じ無線LANアクセスポイントに接続した端末同士が直接通信することを禁止する機能です。接続認証やMACアドレス制御、電波漏えい対策とは役割が異なります。

理由

アクセスポイントアイソレーションは、同一のアクセスポイントに接続している端末間の直接通信を分離する機能です。端末が無線LANへ接続できるかどうかを判定する認証機能そのものではありません。

比較

識別子を知っている利用者だけに接続を許可する説明や、登録済みMACアドレスだけを許可する説明は接続制御に関するものです。また、建物外への電波漏えいを抑える説明は無線電波の範囲に関する対策であり、端末間通信の分離とは異なります。

選択肢ア

これは不正解だよ。アクセスポイントの識別子を知っている利用者だけに接続を許可することは、接続時の認証やアクセス制御に関する説明です。プライバシセパレータは、接続を許可する条件ではなく、接続後の端末同士の直接通信を制御する機能です。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。プライバシセパレータ、つまりアクセスポイントアイソレーションは、同じ無線LANのアクセスポイントに接続している機器同士の直接通信を禁止します。接続自体を拒否するのではなく、接続後の端末間通信を分離する点が説明と一致します。

選択肢ウ

これは不正解だよ。事前に登録されたMACアドレスをもつ機器だけに接続を許可するのは、MACアドレスフィルタリングによる接続制御の説明です。プライバシセパレータは登録情報を使って接続可否を決める機能ではなく、接続後の機器間通信を分離します。

選択肢エ

これは不正解だよ。建物外への無線LAN電波の漏れを抑えて盗聴の機会を減らすことは、電波の到達範囲や無線環境を管理する対策です。プライバシセパレータは電波漏えいを防ぐ機能ではなく、同一アクセスポイント内の機器間通信を禁止します。

学習のポイント

無線LANの認証機能と、接続後の端末間通信を制御する機能を区別して覚えます。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問21(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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