NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問22
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア(I+D)×P
- イ(I+D−1)×P
- ウ(I×D)+P
- エ(I×D−1)+P
解き方のヒントを見る
処理段階のつながりを読む
パイプライン問題では、各段階が何を受け取り、どの時点で次の段階へ進むかに注目し、段階間の依存関係と処理の重なり方を整理して考えます。用語の定義を揃え、図や表にして時系列を追うと、条件の読み違いを抑えられます。
この問題で問われていること
確認の中心は、段階ごとの処理内容そのものではなく、前の段階の結果が次の段階に渡る関係です。入力・出力・待ち合わせの有無を並べ、全体の流れを丁寧に比較してください。特に段階間の関係を一貫して捉えることが重要です。
視点
各段階を同じ粒度で整理し、入力、出力、依存する情報、処理が進む条件を対応づけます。そのうえで、段階同士が独立して扱える部分と、前後関係を意識すべき部分を区別し、全体の流れを時系列で確認しましょう。
確認ポイント
- 各段階の入力と出力を対応づける
- 段階間にある依存関係を確認する
- 処理の進行条件を時系列で整理する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
パイプラインの深さがDステージ、各ステージの処理時間がP秒なので、最初の命令の完了にはD×P秒かかる。その後は命令ごとにP秒間隔で完了するため、I個では全体が(D+I−1)ピッチとなり、(I+D−1)×P秒です。
理由
最初の命令はD個のステージを通過するため、完了までにDピッチ必要です。2個目以降はハザードを考慮しない条件なので、各命令が1ピッチずつ後から完了する。したがってI個目の完了は、D+I−1ピッチ後となり、1ピッチがP秒なので(I+D−1)×P秒になる。
比較
アは正しいピッチ数より1ピッチ多く、値は正答よりP秒大きい。ウとエは命令ごとにDステージ分を繰り返す形で、パイプラインによる重なりを表していない。また、Dはステージ数、Pは秒という条件なので、IDにPを加える形は単位の扱いも設問条件と整合しない。
選択肢ア
これは不正解だよ。最初の命令が完了するまでにDピッチ必要で、その後のI−1個は各1ピッチ間隔で完了するため、必要なピッチ数はD+I−1である。この式はD+Iピッチとしており、設問条件から1ピッチ分、つまりP秒多い。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。最初の命令の完了までにDピッチ、残りI−1個の命令にそれぞれ1ピッチずつ必要なので、全体はD+I−1ピッチとなる。1ピッチがP秒だから、所要時間は(I+D−1)×P秒である。
選択肢ウ
これは不正解だよ。I×Dは、各命令をDステージ分ずつ順番に処理する場合のピッチ数に相当するが、設問はパイプライン処理であり、命令の処理を重ね合わせる。さらに、ピッチ数にP秒を加える形で、単位の扱いも条件と合わない。
選択肢エ
これは不正解だよ。I×D−1という部分は、各命令をDステージ分ずつ処理する考え方から外れており、パイプラインの最初の充填と後続命令の間隔を表していない。加えて、ピッチ数にP秒を加えており、設問の単位条件とも一致しない。
学習のポイント
パイプラインの充填時間と、後続命令の完了間隔を区別して考える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針