NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成23年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問13
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア192.168.32.0 255.255.248.0
- イ192.168.32.0 255.255.252.0
- ウ192.168.35.0 255.255.248.0
- エ192.168.35.0 255.255.252.0
解き方のヒントを見る
IP範囲を読むための境界確認
IPアドレス範囲の問題では、数値をすぐ計算する前に、どの位置がネットワーク側とホスト側の境目として扱われているかを整理し、範囲の意味を読み違えていないか確認しましょう。この視点が役立ちます。
この問題で問われていること
今回の検討では、与えられた表記や条件からビット境界の位置を読み取り、その境界が示す範囲の単位と端点の扱いを落ち着いて確認することに集中してください。細かな計算より、まず区切りの解釈を揃えるのがポイントです。
視点
アドレスを構成する領域の役割と、境界がどこに置かれているかを整理してから、示された範囲の読み方を確認します。
確認ポイント
- ネットワーク側とホスト側の区切りを確認する
- 範囲を表す条件の意味を整理する
- 端点を含むかどうかの扱いを確認する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
四つの/24ネットワークを一つに集約するには、ホスト部へ移すビット数を確認します。4個は2の2乗なので、プレフィックス長は24−2=22ビットです。/22のサブネットマスクは255.255.252.0で、第三オクテット32から35を含む範囲のネットワーク番号は192.168.32.0になります。
理由
元のネットワークはそれぞれ/24で、4個を集約します。必要なビット数はlog₂(4)=2ビットなので、集約後は24−2=22ビットです。/22のマスクは255.255.252.0となります。また第三オクテットのブロック幅は256−252=4なので、32から始まるブロックが32〜35をちょうど含みます。
比較
/21は第三オクテットのブロック幅が8で、32〜39の8個の/24を含むため、対象の4個に対して範囲が広すぎます。一方、/22でもネットワーク番号が35ではブロック境界に合いません。集約後は対象数に合う幅と、正しい先頭アドレスの両方が必要です。
選択肢ア
これは不正解だよ。192.168.32.0は集約範囲の先頭として適切ですが、255.255.248.0は/21で、第三オクテットの幅が8です。そのため192.168.32.0〜192.168.39.255、つまり8個の/24を含み、設問の4個だけを過不足なくまとめる条件と一致しません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。4個の/24を集約するため、必要なビット数はlog₂(4)=2ビットで、プレフィックス長は24−2=22ビットです。/22のマスクは255.255.252.0、第三オクテット32〜35の先頭は192.168.32.0となり、対象範囲をちょうど含みます。
選択肢ウ
これは不正解だよ。255.255.248.0は/21であり、4個ではなく第三オクテット幅8の範囲を表します。さらに192.168.35.0は/21のネットワーク境界ではありません。/21では第三オクテットが0、8、16、24、32のような境界から始まる必要があります。
選択肢エ
これは不正解だよ。255.255.252.0は/22で、4個の/24をまとめる幅としては適切です。しかし/22の第三オクテット幅は4なので、ネットワーク番号は32や36などの境界から始まります。192.168.35.0は範囲内の途中のアドレスで、ネットワーク番号にはできません。
学習のポイント
CIDR集約では、必要なネットワーク数からプレフィックス長を求め、ネットワーク番号の境界と照合することが重要です。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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