NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成23年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問10
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア2000::/3
- イFC00::/7
- ウFE80::/10
- エFF00::/8
解き方のヒントを見る
ネットワーク用語を整理する視点
ネットワーク分野の用語問題では、名称の印象だけで判断せず、用語が示す対象、役割、適用される場面を分けて整理し、設問の条件と説明の対応を慎重に確かめます。周辺用語との違いも同時に見ます。
この問題で問われていること
一つの用語について、何を対象にし、どのような役割や場面と結び付く概念なのかを整理し、選択肢の説明が同じ観点で一貫しているかを確認してください。説明の範囲にも注意します。
視点
用語を比較するときは、対象となる範囲、担う役割、利用される状況、関連する別概念との境界を切り分けます。定義らしい語句だけでなく、説明全体の主語と関係にも注目します。
確認ポイント
- 用語が示す対象の範囲を確認する
- その用語の役割と利用場面を整理する
- 説明全体の関係が一貫しているか確認する
正解と解説を見る
正解
エ
解説
IPv6のマルチキャストアドレスは、先頭8ビットが特定の値となるアドレス範囲で表される。選択肢ではFF00::/8が該当する。
理由
IPv6では、マルチキャストアドレスにFF00::/8のプレフィックスが割り当てられている。これは先頭8ビットが11111111となる範囲で、複数の宛先へパケットを配送する用途に使われる。
比較
2000::/3はグローバルユニキャスト、FC00::/7はユニークローカルユニキャスト、FE80::/10はリンクローカルユニキャストの範囲です。したがって、マルチキャストを表す範囲とは異なる。
選択肢ア
これは不正解だよ。2000::/3は、グローバルユニキャストアドレスに用いられるプレフィックスである。インターネット上で一意に識別される単一のインタフェースを宛先とする範囲であり、複数の宛先へ配送するマルチキャスト用の範囲ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。FC00::/7は、組織内などで利用するユニークローカルユニキャストアドレスのプレフィックスである。ローカルな範囲で単一のインタフェースを指定する用途であり、マルチキャストアドレスを示すプレフィックスではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。FE80::/10は、同一リンク内で通信するためのリンクローカルユニキャストアドレスのプレフィックスである。ルータを越えない単一宛先への通信に使われるため、複数の受信者を指定するマルチキャストの範囲とは異なる。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。FF00::/8は、IPv6のマルチキャストアドレスに割り当てられたプレフィックスである。先頭8ビットがマルチキャストを示し、特定のグループに参加する複数のインタフェースを宛先としてパケットを配送できる。
学習のポイント
IPv6アドレスの種類ごとの予約プレフィックスを、先頭ビット列と用途で整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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