NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問14

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

TCPのコネクション確立方式である3ウェイハンドシェイクを表す図はどれか。
3ウェイハンドシェイクを表すア〜エの4つのコネクション確立シーケンス図。要求元と要求先の間でのSYN、SYN+ACK、ACKパケットのやり取りが示されている。
3ウェイハンドシェイクを表すア〜エの4つのコネクション確立シーケンス図。要求元と要求先の間でのSYN、SYN+ACK、ACKパケットのやり取りが示されている。

選択肢

  1. ア
    (問題の図表を参照)
  2. イ
    (問題の図表を参照)
  3. ウ
    (問題の図表を参照)
  4. エ
    (問題の図表を参照)
解き方のヒントを見る

手順を時系列で整理する視点

接続確立の設問では、個々の用語を暗記だけで照合せず、通信の開始から成立までを時系列に並べ、各段階の役割と前後関係が整合しているかを確認することに集中しましょう。

この問題で問われていること

確認する観点は、提示された各要素を時間の流れに沿って見たとき、送受信の主体・段階・目的の対応関係が一貫しているかどうかです。細部より順序の整合性を優先します。

視点

通信手順を考えるときは、登場する主体を区別し、各段階が何を準備し、次の段階へどうつながるかという流れを整理します。個別の答えを覚えるより、順序と役割の対応を同じ基準で比較すると判断しやすくなります。

確認ポイント

  • 通信する主体が各段階で一貫して対応しているか
  • 前後の段階を入れ替えても流れが成立するかを確認する
  • 各段階の役割を同じ観点で比較できているか
正解と解説を見る

正解

ア

解説

TCPの3ウェイハンドシェイクは、接続要求側からSYNを送り、接続要求先がSYNとACKを組み合わせて応答し、最後に接続要求側がACKを返す3回の交換です。図アだけがこの順序と方向に一致する。

理由

TCPの3ウェイハンドシェイクは、最初に接続要求元がSYNを送信し、次に接続要求先がSYNとACKを同時に返し、最後に接続要求元がACKを返す。したがって、必要な通信は3回です。

比較

図アは、左から右へのSYN、右から左へのSYN+ACK、左から右へのACKという順序になっている。他の図は、同じ制御フラグの繰返しや交換回数、送信方向のいずれかが3ウェイハンドシェイクと一致しない。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。図アは、接続要求元から接続要求先へSYNを送り、接続要求先からSYN+ACKを返し、その後に接続要求元からACKを返す構成である。通信は3回で、TCPの3ウェイハンドシェイクの順序と送信方向に一致している。

選択肢イ

これは不正解だよ。図イは、SYN、ACK、SYN、ACK、SYN、ACKのように複数回の交換が描かれており、3回の通信で完了する構成ではない。また、途中の制御フラグの順序と送信方向も、SYN+ACKを1回返す標準的な流れと一致しない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。図ウでは、接続要求元から接続要求先へSYNが連続して3回送られた後、ACKが返されている。SYN+ACKによる応答がなく、SYNの回数も通信の順序も、TCPの3ウェイハンドシェイクとは異なる。

選択肢エ

これは不正解だよ。図エは、SYNとACKが交互に複数回送られる構成であり、通信回数が3回を超えている。TCPの3ウェイハンドシェイクで必要なSYN、SYN+ACK、ACKという3段階の交換になっていないため、該当しない。

学習のポイント

SYN、SYN+ACK、ACKの順序と送信方向を正確に読み取る。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問14(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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