NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成21年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問10
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アGETの実装は必須であるが,POSTはオプションである。
- イGETはサーバへの送信,POSTはサーバからの応答である。
- ウPOSTの応答はキャッシュされるが,GETはキャッシュされない。
- エPOSTはサーバのCGIを起動できるが,GETは起動できない。
解き方のヒントを見る
HTTPメソッドを見分ける視点
HTTPメソッドの用途を考えるときは、名称の印象だけで決めず、要求が何を対象にし、サーバー側へどのような意図を伝えるものかを整理して、選択肢同士の違いを比較しましょう。
この問題で問われていること
一つの観点として、各候補が表す操作の目的と、対象となる資源との関係に注目してください。送信内容や結果の細部へ広げず、問題文の要求意図と最も整合する説明かを確認します。
視点
HTTPメソッドは、通信の細かな実装よりも、要求が何を実現したいのかという意味づけを軸に整理します。対象、目的、期待する扱いを同じ基準で見比べ、説明の焦点がずれていないかを確認すると考えやすくなります。
確認ポイント
- 要求が対象としている資源や処理を、問題文の表現に沿って整理できているか確認する。
- 各候補の説明が示す目的を、同じ観点で比較できているか確認する。
- 名称や印象ではなく、要求全体の意図と説明の対応関係を見直す。
正解と解説を見る
正解
ア
解説
HTTPのGETとPOSTはいずれもクライアントからサーバへ送る要求に用いるメソッドです。HTTP仕様ではGETの実装は必須ですが、POSTは必須ではありません。また、キャッシュやCGIとの関係を一律に断定する説明は適切ではありません。
正解の理由
GETはHTTPで基本的に実装が要求されるメソッドですが、POSTはすべてのサーバに実装が必須とされるものではありません。したがって、GETは必須でPOSTはオプションとするアが適切です。
比較のポイント
GETとPOSTはいずれもクライアントからサーバへ送る要求メソッドであり、サーバから返るものが応答です。キャッシュの扱いはメソッドごとに異なり、CGIの起動可否もGETとPOSTだけで一律に決まるものではありません。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。GETはHTTPの基本的な要求メソッドで、実装が必須とされます。一方、POSTはすべてのHTTPサーバに実装が必須のメソッドではなく、必要に応じて実装されます。したがって、GETは必須でPOSTはオプションという記述が適切です。
選択肢イ
これは不正解だよ。GETもPOSTも、クライアントがサーバへ送るHTTP要求に指定するメソッドです。サーバからクライアントへ返されるのは応答であり、POSTそのものがサーバからの応答を表すわけではありません。要求と応答の方向を取り違えています。
選択肢ウ
これは不正解だよ。GETとPOSTのキャッシュに関する性質を逆に説明しています。一般にGETの応答はキャッシュの対象になり得ますが、POSTの応答は通常そのままキャッシュされるものではありません。提示文は両者の扱いを反対にしています。
選択肢エ
これは不正解だよ。POSTはサーバ上のCGIなどの処理を起動するために利用できますが、CGIを起動できるのはPOSTに限られません。GETでもサーバ側のプログラムを呼び出す構成は可能です。特定の実行方式をGETだけ不可能とする限定が誤りです。
学習のポイント
GETとPOSTの必須性、要求・応答の関係、キャッシュおよびCGIとの関係を区別して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針