NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ

令和7年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問23

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

DX認定制度における認定基準に含まれている事項はどれか。

選択肢

  1. ア
    経営ビジョン及びDX戦略を策定して対外発信を行うことに加えて、ビジネスモデルの革新などデジタル技術活用の成果目標も既に達成していること
  2. イ
    経営ビジョン及びビジネスモデルの方向性を公表するとともに、策定したビジネスモデルを実現するための方策として、DX戦略を公表していること
  3. ウ
    申請対象が、中小企業基本法で定められた中小企業であること
  4. エ
    デジタルガバナンス・コード3.0の全項目に対応していること
解き方のヒントを見る

認定基準を読むための視点

制度の認定基準を整理するときは、設問中の各記述が「何を対象に、どの状態を、どの範囲で確認するものか」を読み取り、制度上の要件と運用上の説明を混同しないように比べていきましょう。

この問題で問われていること

一つの観点に絞り、各選択肢について、認定の判断対象と記述の条件が同じ粒度で対応しているかを確認してください。抽象的な理念や個別の手段ではなく、基準としての役割に注目します。

視点

選択肢を読む際は、文言の主語・対象・条件・適用範囲を分けて捉え、認定基準として確認する内容なのか、別の説明を補う内容なのかを整理します。表現の似ている部分だけで判断せず、記述が担う役割の違いを見比べることが大切です。

確認ポイント

  • 対象となる主体や範囲が、基準の記述と同じ向きになっているか。
  • 示されている条件が、認定の判断に関わるものとして書かれているか。
  • 制度上の基準と、実施方法・効果・背景説明を混同していないか。
正解と解説を見る

正解

イ

解説

DX認定制度の認定基準には、経営ビジョンやビジネスモデルの方向性を公表し、その実現に向けたDX戦略を公表していることが含まれます。認定時点で成果目標の達成済みまでは求められず、対象企業の規模や関連コードの全項目対応を一律の条件とするものでもありません。

理由

正しい基準は、経営ビジョン及びビジネスモデルの方向性を公表し、策定したビジネスモデルを実現するための方策としてDX戦略を公表していることです。これは、デジタル技術による変革を進めるための経営方針と実行方針を、社外に明らかにする要件です。

比較

成果目標をすでに達成していることや、中小企業であること、デジタルガバナンス・コード3.0の全項目への対応を一律に求める内容ではありません。認定基準の中心は、経営方針とDX戦略を示し、変革に向けた取組方針を明確にしていることです。

選択肢ア

これは不正解だよ。DX認定制度の基準は、デジタル技術活用による成果目標を認定時点ですでに達成していることまでは求めていない。経営ビジョンやDX戦略を策定して対外発信する点は基準に関係するが、成果の達成済みという条件を加えているため、設問の認定基準とは一致しない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。DX認定制度では、経営ビジョン及びビジネスモデルの方向性を公表し、そのビジネスモデルを実現するための方策としてDX戦略を公表していることが認定基準に含まれる。将来の変革に向けた方針と戦略を明確に示す内容であり、設問の基準に合致する。

選択肢ウ

これは不正解だよ。DX認定制度は、中小企業基本法で定められた中小企業だけを申請対象とする制度ではない。企業規模を中小企業に限定する条件ではなく、経営ビジョンやビジネスモデル、DX戦略など、デジタル技術を活用した変革に関する方針の公表が認定基準として確認される。

選択肢エ

これは不正解だよ。デジタルガバナンス・コード3.0の全項目に対応していることが、DX認定制度の認定基準として一律に要求されるわけではない。設問で示された基準は、経営ビジョンやビジネスモデルの方向性を公表し、実現に向けたDX戦略を公表していることであり、全項目対応という条件とは異なる。

学習のポイント

DX認定では、実績の達成状況と方針・戦略の公表要件を区別して学習する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針