NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ
令和7年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア推奨候補暗号リストとは、CRYPTRECによって安全性及び実装性能が確認された暗号技術のうち、市場における利用実績が十分であるか今後の普及が見込まれると判断され、当該技術の利用を推奨するもののリストである。
- イ推奨候補暗号リストとは、候補段階に格下げされ、互換性維持目的で利用する暗号技術のリストである。
- ウ電子政府推奨暗号リストとは、CRYPTRECによって安全性及び実装性能が確認された暗号技術のうち、市場における利用実績が十分であるか今後の普及が見込まれると判断され、当該技術の利用を推奨するもののリストである。
- エ電子政府推奨暗号リストとは、推奨段階に格下げされ、互換性維持目的で利用する暗号技術のリストである。
解き方のヒントを見る
目的と前提を対応づける視点
各候補を個別に覚え込むのではなく、まず何を達成するための整理かを捉え、利用場面・扱う対象・前提条件の対応関係を同じ基準で見比べると、理解のずれを見つけやすくなります。
この問題で問われていること
確認する観点は、候補が示す内容と、それを使う目的や置かれる条件との対応が一貫しているかです。名称の印象ではなく、説明全体の役割に注目して判断材料を整理してください。
視点
暗号に関する項目を整理するときは、個々の名称だけで判断せず、目的、対象、利用される場面、必要となる前提を同じ軸で読み取ります。説明の一部だけで結論を出さず、項目同士の役割の違いがどこにあるかを確認しましょう。
確認ポイント
- 各候補について、何を目的とした説明なのかを短く言い換える。
- 対象・利用場面・前提条件が、説明の目的と矛盾していないか確認する。
- 名称や印象ではなく、説明全体の役割が一貫しているかを見直す。
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
CRYPTREC暗号リストのうち、電子政府推奨暗号リストは、安全性と実装性能が確認され、利用実績または普及見込みがあるため利用を推奨する暗号技術をまとめたリストです。
理由
安全性及び実装性能が確認され、さらに市場での利用実績が十分、または今後の普及が見込まれる暗号技術を利用推奨の対象とする説明は、電子政府推奨暗号リストの定義と一致する。
比較
推奨候補暗号リストは、電子政府推奨暗号リストとは異なる候補段階の位置付けであり、候補段階への格下げや互換性維持目的の説明も、提示されたリスト名とは対応しない。
選択肢ア
これは不正解だよ。説明されている内容は、安全性及び実装性能の確認に加えて、市場での利用実績や普及見込みを踏まえて利用を推奨する暗号技術の定義である。しかし、選択肢はその内容を推奨候補暗号リストの説明としており、リスト名との対応が誤っている。
選択肢イ
これは不正解だよ。候補段階に格下げされた暗号技術や、互換性維持を目的として利用する暗号技術という説明は、提示された推奨候補暗号リストの定義とは一致しない。選択肢はリストの段階と利用目的を取り違えている。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。CRYPTRECによって安全性及び実装性能が確認され、市場での利用実績が十分であるか、今後の普及が見込まれる暗号技術について、その利用を推奨するリストと説明しており、電子政府推奨暗号リストの位置付けに一致する。
選択肢エ
これは不正解だよ。候補段階への格下げや互換性維持目的での利用は、電子政府推奨暗号リストを説明する内容ではない。選択肢は、リスト名を電子政府推奨暗号リストとしながら、推奨とは異なる段階と目的を結び付けている。
学習のポイント
暗号リスト名と、推奨・候補・互換性維持という役割の対応を正確に覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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