NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ
令和6年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問27
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア企業が新規事業立ち上げや海外進出する際の検証,公共事業の採算性検証,情報システムの導入手段の検証など,実現性を調査・検証する投資前評価のこと
- イ技術革新,社会変動などに関する未来予測によく用いられ,専門家グループなどがもつ直観的意見や経験的判断を,反復型アンケートを使って組織的に集約・洗練して収束すること
- ウ集団(小グループ)によるアイディア発想法の一つで,会議の参加メンバー各自が自由奔放にアイディアを出し合い,互いの発想の異質さを利用して,連想を行うことによって,さらに多数のアイディアを生み出そうという集団思考法・発想法のこと
- エ商品が市場に投入されてから,次第に売れなくなり姿を消すまでのプロセスを,導入期,成長期,成熟(市場飽和)期,衰退期の4段階で表現して,その市場における製品の寿命を検討すること
解き方のヒントを見る
判断の前提と根拠を確かめる
この分野の問題では、判断の前提がどこに置かれているかに着目して考えましょう。示されている情報と、自分が補っている想定を区別すると、知っている用語の印象だけで判断することを避けやすくなります。
この問題で問われていること
考えをまとめる際は、その判断が与えられた情報に基づいているかを確認してください。自分の経験や記憶から条件を追加していないかを振り返り、明示された前提と自分の想定を混同しないことに集中しましょう。
視点
前提は、考える出発点として受け取った条件です。検討中に思い浮かんだ条件を、最初から示されていた情報として扱っていないか、自分の考えの根拠をたどって確かめましょう。
確認ポイント
- 判断の根拠を、与えられた情報にたどれるか
- 自分で補った想定を、示された前提として扱っていないか
- 記憶にある事例の条件を、そのまま持ち込んでいないか
正解と解説を見る
正解
ア
解説
正解はアです。フィージビリティスタディは、事業やシステム導入などの計画について、実現性を調査・検証する投資前評価です。新規事業や海外進出、公共事業の採算性などを検証するというアの説明が該当します。
理由
フィージビリティスタディでは、投資を行う前に計画の実現性を調査・検証します。アは、新規事業の立ち上げや海外進出、公共事業の採算性、情報システムの導入手段を例に挙げ、この投資前評価を説明しています。
比較
イは、反復型アンケートによって専門家の意見を集約・洗練するデルファイ法です。ウは、参加者の自由な発想と連想によって多数のアイディアを生み出すブレーンストーミングです。エは、導入期から衰退期までの四段階で製品の寿命を捉えるプロダクトライフサイクルです。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。フィージビリティスタディは、計画の実現性を調査・検証する投資前評価です。新規事業の立ち上げや海外進出、公共事業の採算性、情報システムの導入手段を検証するという説明は、この目的に合致しています。
選択肢イ
これは不正解だよ。専門家の直観的意見や経験的判断を反復型アンケートで集約・洗練し、収束させる説明は、デルファイ法に対応します。技術革新や社会変動の未来予測に用いる手法であり、計画の実現性を調査する投資前評価とは目的が異なります。
選択肢ウ
これは不正解だよ。小グループの参加者が自由にアイディアを出し合い、互いの異なる発想から連想を広げる説明は、ブレーンストーミングに対応します。多数のアイディアを生み出す発想法であり、実現性を調査・検証する投資前評価の説明ではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。商品の市場投入から姿を消すまでを、導入期、成長期、成熟(市場飽和)期、衰退期の四段階で捉える説明は、プロダクトライフサイクルに対応します。市場における製品の寿命を検討するもので、投資前に計画の実現性を調査・検証する説明とは異なります。
学習のポイント
フィージビリティスタディの目的と実施時期を押さえ、未来予測、アイディア発想、製品の寿命を扱う手法との違いを整理しましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問27(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針