NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ

令和5年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問21

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

システム監査基準(平成30年)における予備調査についての記述として、適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    監査対象の実態を把握するために、必ず現地に赴いて実施する。
  2. イ
    監査対象部門の事務手続やマニュアルなどを通じて、業務内容、業務分掌の体制などを把握する。
  3. ウ
    監査の結論を裏付けるために、十分な監査証拠を入手する。
  4. エ
    調査の範囲は、監査対象部門だけに限定する。
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予備調査の目的を整理する視点

予備調査について考えるときは、個別の作業名や手順を暗記するより、監査を進める前に何を把握し、後続の検討へどうつなげる段階なのかという役割に注目し、全体像を意識します。

この問題で問われていること

選択肢を読む際は、予備調査が監査全体の中で果たす役割と、そこで得た理解がその後の計画や確認事項の整理にどう関係するかという一点だけを軸に比較してみましょう。表現の細部に引きずられないことも大切です。

視点

監査の初期段階を考えるときは、対象を理解すること、検討の前提を整えること、後続の判断に必要な情報を整理することの関係に注目します。

確認ポイント

  • 監査全体のどの段階に関する説明かを確認する
  • 把握する対象と、その後の検討とのつながりを確認する
  • 単独の作業ではなく、段階としての役割に注目する
正解と解説を見る

正解

イ

解説

予備調査は、監査対象の業務内容や業務分掌などを事前に把握し、監査を適切に進めるための基礎情報を得る活動です。

理由

予備調査では、監査対象部門の事務手続やマニュアルなどを確認し、業務内容、業務分掌の体制などを把握します。これにより、監査対象の概要を理解し、以後の監査計画や調査の重点を検討できます。

比較

現地訪問は必須条件ではなく、監査証拠を十分に入手することは主に監査手続の説明です。また、予備調査の範囲を監査対象部門だけに限定するという決まりもありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。予備調査は監査対象の実態を把握するための活動ですが、必ず現地に赴いて実施するとは限りません。事務手続、マニュアル、組織資料などの文書を確認して情報を得ることもできるため、「必ず現地に赴いて」という条件が不適切です。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。予備調査では、監査対象部門の事務手続やマニュアルなどを通じて、業務内容や業務分掌の体制を把握します。これらは監査対象の概要を理解し、監査計画や以後の調査方針を検討するための基礎情報になります。

選択肢ウ

これは不正解だよ。十分な監査証拠を入手することは、監査の結論を裏付けるために重要ですが、予備調査の説明としては適切ではありません。予備調査の中心は監査対象の業務や体制を把握することであり、証拠収集そのものを定義するものではありません。

選択肢エ

これは不正解だよ。予備調査は監査対象部門の業務や体制を把握することを目的としますが、調査範囲を監査対象部門だけに限定するとは限りません。関連する規程、他部門との関係、業務環境なども把握対象となり得るため、限定するという記述が誤りです。

学習のポイント

予備調査の目的と、現地調査・監査証拠収集との違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問21(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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