NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ

令和5年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問17

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

サーバプロビジョニングツールを使用する目的として、適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    サーバ上のサービスが動作しているかどうかを、他のシステムからリモートで監視する。
  2. イ
    サーバにインストールされているソフトウェアを一元的に管理する。
  3. ウ
    サーバを監視して、システムやアプリケーションのパフォーマンスを管理する。
  4. エ
    システム構成をあらかじめ記述しておくことによって、サーバを自動的に構成する。
解き方のヒントを見る

目的と手段を切り分ける視点

サーバプロビジョニングツールを考えるときは、個別の設定内容を覚える前に、作業をどの範囲で扱い、どのような運用上の負担を整理したいのかを丁寧に見極めましょう。

この問題で問われていること

選択肢を読む際は、ツールそのものの名称や印象ではなく、設問が示す作業の対象・繰り返し方・管理上の課題が、利用目的という観点で整合しているかを一つの軸として確認してください。

視点

サーバ環境に関する作業を整理するときは、対象となる範囲、実施する人や場面、同じ作業を繰り返す可能性、変更を管理する必要性を分けて捉えます。そのうえで、手段の細部ではなく、何を安定して扱いたいのかという目的との関係を考えます。

確認ポイント

  • 設問で扱われている作業の対象範囲を確認する
  • 一度きりの対応か、繰り返しや標準化を意識した場面かを確認する
  • 選択肢の説明が目的と手段を混同していないかを確認する
正解と解説を見る

正解

エ

解説

サーバプロビジョニングツールは、サーバの構成をあらかじめ定義し、その定義に従って必要な環境を自動的に構築するために使用する。監視や性能管理とは目的が異なる。

理由

サーバプロビジョニングでは、OSやミドルウェア、各種設定などのシステム構成を定義ファイルや手順として記述し、その内容に基づいてサーバを自動構成する。したがって、正しい説明はエです。

比較

アとウは、稼働状況や性能を継続的に確認・管理する監視の説明です。イは、導入済みソフトウェアをまとめて管理する運用管理の説明であり、構成を自動的に作るプロビジョニングとは目的が異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。サーバ上のサービスが動作しているかどうかを、他のシステムからリモートで監視するのは、稼働監視や状態監視の役割である。サーバの構成をあらかじめ定義し、その定義に従って自動的に環境を構築する目的とは異なる。

選択肢イ

これは不正解だよ。サーバにインストールされているソフトウェアを一元的に管理することは、ソフトウェア資産管理や運用管理に関する説明である。プロビジョニングにも導入作業が関係する場合はあるが、この選択肢は構成定義に基づく自動構築の目的を示していない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。サーバを監視してシステムやアプリケーションのパフォーマンスを管理するのは、性能監視やキャパシティ管理の目的である。実行中の環境を観測する説明であり、構成情報を基にサーバ環境を自動的に用意する目的とは異なる。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。システム構成をあらかじめ記述しておき、その定義に従ってサーバを自動的に構成することは、サーバプロビジョニングツールの目的に合致する。構築手順や設定を標準化でき、同じ構成のサーバを効率よく用意できる。

学習のポイント

プロビジョニング、監視、ソフトウェア資産管理の役割を区別して理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針