NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ
令和4年度春期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問19
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア80
- イ95
- ウ100
- エ120
解き方のヒントを見る
作業の依存関係を見極める視点
各作業の前後関係と、同時に進められる範囲に注目し、全体の進み方を左右するつながりを整理してから、候補の考え方を比べます。個々の作業だけでなく、連続する流れを一つのまとまりとして捉えることが大切です。
この問題で問われていること
一つの作業に注目するだけでなく、前の作業が終わるまで次へ進めない関係や、並行して進められる関係を区別し、全体の流れを制約する部分に目を向けて整理しましょう。
視点
作業計画を考えるときは、各作業を単独で見るのではなく、互いのつながりと進行条件を順に整理します。全体を遅らせる要因がどこにあるかを確認することが重要です。
確認ポイント
- 作業どうしに前後関係があるかを確認する
- 同時に進められる部分と待つ必要がある部分を区別する
- 全体の進行を制約するつながりに注目する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
要件定義から設計、製造、テストへ進む経路に、利用者教育が続きます。利用者マニュアル作成は設計完了後に並行して実施できるため、全作業の期間は最長経路で計算します。
理由
要件定義30日、設計20日、製造25日、テスト15日は順番に実施されます。利用者教育はテストと利用者マニュアル作成の両方が終わってから10日必要です。マニュアル作成は設計完了後に製造やテストと並行して行えるため、主経路は要件定義からテストまでです。計算は30日+20日+25日+15日+10日=100日間となります。
比較
設計後の利用者マニュアル作成20日は、製造25日と同時に開始できます。そのため、マニュアル作成の日数を製造やテストの経路にさらに加算することはありません。一方、利用者教育はテストとマニュアル作成の完了後でなければ始められないため、最後に10日を加えます。
選択肢ア
これは不正解だよ。80日間は、要件定義30日、設計20日、利用者マニュアル作成20日、利用者教育10日を合計した値に相当します。しかし、製造とテストも全作業に含まれ、設計後に別経路で進みます。この経路の完了を考慮していないため、必要期間としては短すぎます。
選択肢イ
これは不正解だよ。95日間は、表に示された作業の所要日数と開始条件から、作業経路を正しく整理しても得られません。製造25日とテスト15日を含む経路の後に利用者教育10日が必要であり、並行できるマニュアル作成20日を誤って加減しただけでは、全作業完了までの期間を表せません。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。要件定義30日、設計20日、製造25日、テスト15日は順次実施されるため、テスト完了までに30+20+25+15=90日間かかります。利用者マニュアル作成は設計後に並行できますが、利用者教育はテストとマニュアル作成の両方の完了後に10日必要です。したがって最短期間は90+10=100日間です。
選択肢エ
これは不正解だよ。120日間は、表の全作業の所要日数30日、20日、25日、15日、20日、10日をすべて直列に加えた値です。しかし、利用者マニュアル作成は設計完了後に製造やテストと並行して実施できます。並行作業を直列加算しているため、実際の最短期間より20日間長くなります。
学習のポイント
作業の依存関係を整理し、並行作業を含む最長経路を求める方法を学びます。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和4年度春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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