NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ
令和元年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問15
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア経年変化による認証精度の低下を防止するために,利用者の虹彩情報を定期的に登録し直さなければならない。
- イ赤外線カメラを用いると,照度を高くするほど,目に負担を掛けることなく認証精度を向上させることができる。
- ウ他人受入率を顔認証と比べて低くすることが可能である。
- エ本人が装置に接触したあとに残された遺留物を採取し,それを加工することによって認証データを偽造し,本人になりすますことが可能である。
解き方のヒントを見る
虹彩認証を考える視点
虹彩認証について判断するときは、技術名の印象だけで決めず、対象となる利用場面、本人確認に求められる条件、運用上の負担を同じ基準で見比べ、設問が問う観点を一つに絞って整理します。
この問題で問われていること
選択肢を読む前に、認証方式を評価する軸を「どのような場面で、何を確かめるために使うか」に限定し、利便性・安全性・導入条件などを混ぜずに、問いの中心と対応づけてください。
視点
認証技術を整理するときは、方式そのものの説明を暗記するより、利用目的と想定環境を起点に、必要な確認対象、利用者への影響、管理や更新の扱いを順に照らし合わせると、論点を落ち着いて切り分けられます。
確認ポイント
- 設問が焦点を当てている評価軸は何か
- 利用場面と利用者への影響をどう捉えるか
- 導入後の管理や運用条件を確認したか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
虹彩認証は、虹彩の複雑で個人差の大きい模様を利用するため、高い識別性能を実現しやすい生体認証方式です。顔認証などとの比較では、他人受入率をより低くできる場合がある。
理由
虹彩の模様は個人ごとの差異が大きく、比較的安定しているため、適切な装置を用いることで高い認証精度を得られる。特に他人受入率を低くできる点が、虹彩認証の重要な特徴です。
比較
赤外線カメラは虹彩を読み取るために用いられるが、照度を高くすれば無制限に精度が向上し、目への負担もないとはいえない。また、虹彩情報は接触後の遺留物から簡単に再現できるものではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。虹彩の模様は、経年変化によって認証精度が大きく低下する情報ではない。したがって、精度低下を防ぐ目的で利用者が定期的に虹彩情報を登録し直さなければならない、という説明は適切ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。赤外線カメラは虹彩の撮像に利用されるが、照度を高くするほど、目に負担を掛けることなく認証精度を向上させられるとは限らない。照明強度と安全性を無条件に結び付けている点が誤りである。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。虹彩は個人差の大きい複雑な模様を持ち、適切に撮像して照合することで高い識別性能を得やすい。そのため、顔認証と比べても、他人を本人として受け入れる率を低くすることが可能である。
選択肢エ
これは不正解だよ。本人が装置に接触したあとに残された遺留物を採取して加工しても、虹彩の特徴を含む認証データを容易に偽造できるわけではない。接触で残る情報から虹彩を再現できるとする説明が不適切である。
学習のポイント
虹彩認証の識別性能、照明条件、経年変化、偽造耐性を整理して理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針