NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ

平成30年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問20

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

図は,ITIL 2011 edition のサービスライフサイクルの各段階の説明と流れである。a~d の段階名の適切な組合せはどれか。
図。a→b→c→d→継続的サービス改善の順に、下向き矢印で縦につながる流れ図。右に各段階の説明がある。aはITサービス及びITサービスマネジメントの全体的な戦略を確立する。bは事業要件を取り入れ、品質・信頼性・柔軟性に応えるサービスと、それを支えるプラクティス及び管理ツールを作り出す。cはサービス及びサービス変更を運用に利用できるように、前の段階の成果を受け取ってテストし、本番環境に展開する。dは価値を確保できるように、ITサービスを効果的かつ効率的に提供しサポートする。継続的サービス改善は、パフォーマンスを継続的に測定し、プロセス、ITサービス、インフラストラクチャに改善を加える。
図。a→b→c→d→継続的サービス改善の順に、下向き矢印で縦につながる流れ図。右に各段階の説明がある。aはITサービス及びITサービスマネジメントの全体的な戦略を確立する。bは事業要件を取り入れ、品質・信頼性・柔軟性に応えるサービスと、それを支えるプラクティス及び管理ツールを作り出す。cはサービス及びサービス変更を運用に利用できるように、前の段階の成果を受け取ってテストし、本番環境に展開する。dは価値を確保できるように、ITサービスを効果的かつ効率的に提供しサポートする。継続的サービス改善は、パフォーマンスを継続的に測定し、プロセス、ITサービス、インフラストラクチャに改善を加える。
選択肢。a〜dの段階名の組合せを示す選択肢表。ア:a サービスストラテジ、b サービスオペレーション、c サービストランジション、d サービスデザイン。イ:a サービスストラテジ、b サービスデザイン、c サービストランジション、d サービスオペレーション。ウ:a サービスデザイン、b サービスストラテジ、c サービストランジション、d サービスオペレーション。エ:a サービスデザイン、b サービストランジション、c サービスストラテジ、d サービスオペレーション。
選択肢。a〜dの段階名の組合せを示す選択肢表。ア:a サービスストラテジ、b サービスオペレーション、c サービストランジション、d サービスデザイン。イ:a サービスストラテジ、b サービスデザイン、c サービストランジション、d サービスオペレーション。ウ:a サービスデザイン、b サービスストラテジ、c サービストランジション、d サービスオペレーション。エ:a サービスデザイン、b サービストランジション、c サービスストラテジ、d サービスオペレーション。

選択肢

  1. ア
    (問題の図表を参照)
  2. イ
    (問題の図表を参照)
  3. ウ
    (問題の図表を参照)
  4. エ
    (問題の図表を参照)
解き方のヒントを見る

段階の目的から対応を考える

サービスライフサイクルの各段階は、それぞれ異なる目的と成果物を持っています。問われている内容が「何を決めるための活動か」「何を生み出す活動か」に注目し、段階ごとの目的と照らし合わせて対応を考えましょう。

この問題で問われていること

この問題で確認すべき観点は一つです。取り上げられている活動が、ライフサイクル全体の流れの中で「前段階から何を受け取り、次段階へ何を渡すか」という位置付けを自分の言葉で説明できるかを確かめてください。

視点

ライフサイクルという枠組みは、サービスを構想してから利用され、見直されるまでの過程を段階に分けたものです。各段階の成果が次の段階の前提になるように整理されています。段階名だけを暗記するより、その段階が欠けたら後続のどこで困るかを考えると、役割の境界が見えやすくなります。

確認ポイント

  • その活動の成果物が何で、次に誰がそれを使うのかを説明できるか
  • その活動を始める前に、何が決まっている必要があるかを考えたか
  • 段階の名称の語感だけで判断せず、目的と前後関係の両方から裏付けたか
正解と解説を見る

正解

イ

解説

aは全体的な戦略を確立するのでサービスストラテジ、bはサービスと管理ツールを作り出すのでサービスデザイン、cはテストして本番環境に展開するのでサービストランジション、dはサービスを提供しサポートするのでサービスオペレーションだよ。この組合せはイだね。

理由

aの「ITサービス及びITサービスマネジメントに対する全体的な戦略を確立する」はサービスストラテジだよ。bの「事業要件を取り入れ、サービスとそれを支えるプラクティス及び管理ツールを作り出す」は設計にあたるので、サービスデザインだね。cの「前の段階の成果を受け取り、テストし、本番環境に展開する」は移行にあたるので、サービストランジションだよ。dの「ITサービスを効果的かつ効率的に提供しサポートする」は運用にあたるので、サービスオペレーションだね。

比較

どの選択肢もサービストランジションとサービスオペレーションを含んでいるけれど、並べる順序が違うよ。戦略を決め、設計し、本番へ移行し、運用して、最後に継続的サービス改善につなげる流れを押さえておけば、デザインとオペレーションを入れ替えた組合せ(ア)や、ストラテジを先頭以外に置いた組合せ(ウ・エ)は誤りだと判断できるよ。

選択肢ア

これは不正解だよ。aのサービスストラテジとcのサービストランジションは合っているけれど、bとdが入れ替わっているよ。bは事業要件を取り入れて、サービスやそれを支えるプラクティス・管理ツールを作り出す段階なのでサービスデザインだね。dはITサービスを効果的かつ効率的に提供しサポートする段階なので、サービスオペレーションだよ。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。aは全体的な戦略を確立するのでサービスストラテジ、bは事業要件を取り入れてサービスと管理ツールを作り出すのでサービスデザインだよ。cは前の段階の成果を受け取り、テストして本番環境に展開するのでサービストランジション、dはITサービスを提供しサポートするのでサービスオペレーションだね。図の流れの順序とも一致しているよ。

選択肢ウ

これは不正解だよ。cのサービストランジションとdのサービスオペレーションは合っているけれど、aとbが逆になっているよ。aの説明は「全体的な戦略を確立する」なのでサービスストラテジだよ。bは事業要件を取り入れてサービスを作り出す設計の段階なので、サービスデザインだね。戦略を決めてから設計する順序になるんだ。

選択肢エ

これは不正解だよ。dのサービスオペレーションは合っているけれど、a~cがずれているよ。aは全体的な戦略を確立するのでサービスストラテジ、bはサービスや管理ツールを作り出すのでサービスデザインだよ。cはテストして本番環境へ展開するのでサービストランジションだね。戦略の段階が途中に来るのは、流れとして不自然だよ。

学習のポイント

ITILの五段階の名前・役割・順序を、戦略→設計→移行→運用→改善の流れとセットで覚えよう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成30年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問20(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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