NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成29年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アコスト,スケジュール
- イコスト,リスク
- ウスケジュール,品質
- エ品質,リスク
解き方のヒントを見る
EVMの要素を整理する視点
EVMに関する用語を個別に暗記するのではなく、計画・実績・進捗をどの観点で捉える概念かを整理し、設問中の組合せとの対応関係を落ち着いて確認しましょう。
この問題で問われていること
確認する観点を「各要素が、計画・実績・進捗のどの情報を表すものとして扱われているか」に限定し、用語の名称だけで判断せず、役割の違いに注目して読み比べてください。
視点
EVMの用語を見たら、まずそれぞれが表そうとしている情報の種類と、比較の基準になっている対象を切り分けます。そのうえで、設問の組合せが同じ観点で整理されているかを確認します。
確認ポイント
- 各要素を、何についての情報として説明しているか確認する
- 計画・実績・進捗のどの観点に関係するかを区別する
- 用語の印象ではなく、組合せ全体の対応関係を見直す
正解と解説を見る
正解
ア
解説
EVM(Earned Value Management)は、作業の進捗に対応する出来高と、計画・実績のコストを比較して、プロジェクトのパフォーマンスを測定する管理手法です。したがって、管理対象の組みはコストとスケジュールです。
理由
EVMでは、作業の計画上の価値、実際に達成した作業の価値、実際に要したコストを比較します。これにより、予定に対して作業がどの程度進んでいるか、予算に対してコストが適切かを評価できます。
比較
品質やリスクはプロジェクト管理上重要な要素ですが、EVMがパフォーマンス測定で直接扱う基本的な管理対象の組みではありません。EVMの代表的な評価対象は、出来高に基づくスケジュールとコストです。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。EVMは、計画した作業に対する実際の進捗を出来高として捉え、実際に発生したコストと比較します。この比較によって、予定より進んでいるか、予算を超過しているかなど、スケジュールとコストのパフォーマンスを測定できます。
選択肢イ
これは不正解だよ。コストはEVMで扱う対象ですが、リスクはEVMの基本的な計画値・実績値の比較対象ではありません。リスクは発生確率や影響度などで評価する管理領域であり、EVMの管理対象の組みとしては適切ではありません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。EVMでは作業の進捗を出来高として評価するため、スケジュールに関する分析は行います。一方、品質は成果物の適合性や欠陥などを別の品質管理指標で評価する対象であり、この組み合わせはEVMの基本対象を示していません。
選択肢エ
これは不正解だよ。品質とリスクはいずれもプロジェクト管理で確認すべき重要な要素ですが、EVMが計画値と実績値を比較して直接測定する基本対象ではありません。EVMの中心は、作業進捗とコストのパフォーマンス評価です。
学習のポイント
EVMの基本指標が、コストとスケジュールの計画・実績比較に基づくことを理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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