NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問24
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア競合する他社が発行するアニュアルレポートなどの刊行物を入手し,経営戦略や財務状況を把握する。
- イ業績の評価や経営戦略の策定を行うために,業務システムなどに蓄積された膨大なデータを分析する。
- ウ電子化された学習教材を社員がネットワーク経由で利用することを可能にし,学習・成績管理を行う。
- エりん議や決裁など,日常の定型的業務を電子化することによって,手続を確実に行い,処理を迅速化する。
解き方のヒントを見る
BI活用目的を見極める視点
BIに関する選択肢を検討するときは、用語の印象だけで判断せず、組織の意思決定や業務改善と情報の扱いがどう結び付くかに注目します。目的と利用場面の対応関係を丁寧に読み取りましょう。
この問題で問われていること
一つの観点として、示されている活動が情報を扱うだけのものか、判断や行動につながる場面なのかを確認し、目的と事例の結び付きを読み取ります。
視点
技術や事例を整理する際は、情報がどの段階で使われ、利用者の判断や行動にどのような役割を持つかを捉えます。個別の機能名ではなく、目的と利用場面の関係に焦点を置いて比較してください。
確認ポイント
- 誰のどのような判断や業務を支える場面かを確認する
- 情報の扱いと、そこから生じる利用目的のつながりを読む
- 事例の説明が示す目的と利用場面が対応しているかを確かめる
正解と解説を見る
正解
イ
解説
BIは、業務システムなどに蓄積された大量のデータを分析し、業績の評価や経営戦略の策定など、意思決定に役立てる仕組みです。したがって適切なのはイです。
理由
BIは、企業内に蓄積された販売実績、顧客情報、財務情報などを分析し、経営状況の把握や将来の施策決定に活用する。単なる情報収集や業務の電子化ではなく、分析を通じた判断支援が中心です。
比較
アは競合情報の収集、ウは電子教材を用いた学習・成績管理、エは稟議や決裁など定型業務の電子化に当たる。これらはBIの中心である蓄積データの分析と意思決定支援を直接示していない。
選択肢ア
これは不正解だよ。競合他社のアニュアルレポートなどを入手して経営戦略や財務状況を把握する活動は、外部情報の収集・調査に当たる。BIの中心である、業務システムに蓄積された大量データを分析して意思決定に活用する事例とは異なる。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。業務システムなどに蓄積された膨大なデータを分析し、業績の評価や経営戦略の策定に役立てる活動は、BIの代表的な活用事例である。データを可視化・分析して、経営上の判断や施策の検討を支援している。
選択肢ウ
これは不正解だよ。電子化した学習教材をネットワーク経由で利用させ、学習状況や成績を管理する活動は、eラーニングや教育管理の仕組みに該当する。学習支援が目的であり、経営判断のために業務データを分析するBIとは役割が異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。りん議や決裁などの日常的な定型業務を電子化し、手続の確実化や処理の迅速化を図る活動は、ワークフローシステムの活用例である。業務手続の自動化が目的であり、蓄積データの分析による経営判断支援とは異なる。
学習のポイント
BIの目的であるデータ分析と意思決定支援を、他の情報システムの役割と区別して覚えましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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