NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ

平成26年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問26

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

部品や資材の調達から製品の生産,流通,販売までの,企業間を含めたモノの流れを適切に計画・管理し,最適化して,リードタイムの短縮,在庫コストや流通コストの削減などを実現しようとする考え方はどれか。

選択肢

  1. ア
    CRM
  2. イ
    ERP
  3. ウ
    MRP
  4. エ
    SCM
解き方のヒントを見る

モノの流れを捉える確認ポイント

企業や部門をまたぐモノの流れを考えるときは、個別の作業だけでなく、全体のつながりと目的を確認し、情報や資源の関係を整理して判断することが大切です。

この問題で問われていること

モノがどの段階を通り、関係する主体どうしが何を調整しようとしているのかに注目し、局所的な説明と全体を表す説明を区別して考えます。

視点

用語の細かな暗記だけで決めず、対象となる範囲、関係者、時間の流れ、管理の目的を順に整理します。説明がどの視点に立っているかを確かめ、問題全体との対応を考えましょう。

確認ポイント

  • 対象となる範囲が、一連のつながりとして扱われているか
  • 関係する主体や工程の間で、何を調整・共有する観点が示されているか
  • 説明の中心が個別の処理か、全体を見渡した計画や管理の視点か
正解と解説を見る

正解

エ

解説

正答はエのSCMです。調達、生産、流通、販売までの企業間を含むモノの流れを一体的に計画・管理し、リードタイムや在庫・流通コストの削減を目指す考え方に該当する。

理由

設問は、部品や資材の調達から製品の生産、流通、販売までを対象にしている。さらに企業間を含めてモノの流れを計画・管理し、全体の効率化やコスト削減を目指している点が判断の中心です。

比較

CRMは顧客関係、ERPは企業内の経営資源、MRPは生産に必要な資材計画を主な対象とする。これらに対し、SCMは調達から販売までの広い流れを対象とするため、設問の説明と一致する。

選択肢ア

これは不正解だよ。CRMは顧客との関係を管理し、購買履歴や問い合わせ、販売後の対応などを通じて顧客満足や継続利用を高める考え方である。設問は顧客対応ではなく、調達・生産・流通・販売にまたがるモノの流れの計画と最適化を問うため、対象が異なる。

選択肢イ

これは不正解だよ。ERPは会計、人事、生産、販売など、企業内の経営資源や業務情報を統合的に管理する考え方である。設問のように、調達から販売までのモノの流れを企業間も含めて管理し、流通全体を最適化する説明とは、主な対象と範囲が異なる。

選択肢ウ

これは不正解だよ。MRPは生産計画や製品構成、在庫などを基に、製造に必要な部品や資材の量と時期を計画する考え方である。設問は資材計画だけでなく、生産後の流通や販売まで含むため、MRPでは対象範囲が足りない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。SCMは、部品や資材の調達から生産、流通、販売までのモノの流れを、企業間の連携も含めて計画・管理する考え方である。全体を最適化することで、リードタイムの短縮や在庫コスト、流通コストの削減を目指す設問の説明に一致する。

学習のポイント

CRM、ERP、MRP、SCMの管理対象と範囲の違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問26(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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