NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ

平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問27

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

プロダクトイノベーションの例として,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    シックスシグマの工程管理を導入し,製品品質を向上する。
  2. イ
    ジャストインタイム方式を採用し,部品在庫を減らす。
  3. ウ
    製造方法を見直し,コストを下げた製品を製造する。
  4. エ
    マルチコアCPUを採用した,高性能で低消費電力の製品を開発する。
解き方のヒントを見る

事例の変化点を見極める視点

各事例を表面的な新しさで判断せず、誰にどのような価値の変化をもたらす取り組みなのかという観点で整理し、他の事例と比べる前に着目点をそろえて丁寧によく考えましょう。

この問題で問われていること

一つの観点に絞り、事例の中心にある変化が、製品そのもの・提供方法・利用者への価値のどこに現れているかを読み取り、その位置づけを根拠とともに慎重に確認しましょう。

視点

事例を読むときは、名称や印象ではなく、従来との違いがどこに生じ、その違いが利用者や提供側にどんな価値の変化をもたらすと説明されているかを整理します。

確認ポイント

  • 事例の説明で、従来との違いが示されている箇所を確認する
  • 変化が生じる対象を、説明の中心に沿って一つに整理する
  • 判断の根拠が、事例中の記述と対応しているかを見直す
正解と解説を見る

正解

エ

解説

プロダクトイノベーションとは、製品そのものに新しい機能や性能を取り入れ、従来にはない価値を実現することです。マルチコアCPUによって高性能と低消費電力を両立する製品の開発は、この定義に該当する。

理由

プロダクトイノベーションは、製品自体の機能、性能、品質、使い勝手などを新しくする活動です。エのマルチコアCPUを採用した製品開発は、高性能と低消費電力という製品上の価値を実現しているため、適切な例です。

比較

アのシックスシグマ、イのジャストインタイム、ウの製造方法の見直しは、いずれも工程、在庫、製造コストなど作り方や管理の改善に関する内容です。これらは製品そのものの新機能を示すものではなく、プロダクトイノベーションの例とはいえない。

選択肢ア

これは不正解だよ。シックスシグマの工程管理を導入して製品品質を向上させる内容は、製品を生産する工程や品質管理の改善に当たる。製品自体に新しい機能や性能を加える説明ではないため、プロダクトイノベーションの例ではなく、工程側の革新として考える。

選択肢イ

これは不正解だよ。ジャストインタイム方式を採用して部品在庫を減らす内容は、部品の供給や在庫管理の仕組みを改善するものである。完成した製品の機能や性能を新しくする内容ではないため、プロダクトイノベーションには該当しない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。製造方法を見直してコストを下げる内容は、製品の作り方や生産効率を改善するものである。コスト低下の結果だけでは製品そのものの新機能や性能向上とはいえず、プロダクトイノベーションの例としては不適切である。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。マルチコアCPUを採用して高性能と低消費電力を実現する製品を開発する内容は、製品そのものの機能や性能に新しい価値を加えている。製造工程の改善ではなく、完成品の特性を革新するため、プロダクトイノベーションの適切な例である。

学習のポイント

製品の機能・性能を変える革新と、製造工程や管理方法を改善する革新を区別して覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問27(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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