NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ

平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問29

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

親和図の特徴はどれか。

選択肢

  1. ア
    原因と結果を対比させた図式表現であり,不良原因の追及に用いられる。
  2. イ
    錯綜した問題点や,まとまっていない意見,アイディアなどを整理し,まとめるために用いられる。
  3. ウ
    二つ以上の変数の相互関係を表すのに役立つ。
  4. エ
    分布の形,目標値からのばらつき状態などから,製品の品質の状態が規格値に対して満足いくものかなどを判断するために用いられる。
解き方のヒントを見る

整理の目的と関係性に注目する

この問題では、用語の印象や個別の表現だけで判断せず、情報を整理する目的と、要素同士の関係をどのように捉えるかという一つの視点に絞って確認しましょう。説明全体の筋道が自然につながるかを丁寧に見ます。

この問題で問われていること

確認の中心は、提示された説明が「何を整理し、どのような関係を見やすくするためのものか」という観点で一貫しているかです。名称の連想ではなく、目的との対応を読み取ります。

視点

情報を扱う手法を学ぶときは、名前や印象を暗記する前に、対象となる情報のまとまり方、整理する目的、結果から読み取れる関係を切り分けて考えます。今回はそのうち、目的と関係性の対応だけを確認します。

確認ポイント

  • 説明が対象とする情報のまとまりを読み取る
  • 整理の目的と、見えやすくなる関係を対応づける
  • 表現の細部ではなく、目的との一貫性を確認する
正解と解説を見る

正解

イ

解説

親和図は、錯綜した問題点や意見、アイディアなどを内容の親近性によって整理し、問題の全体像を把握しやすくするための手法です。

理由

親和図では、集めた多様な情報を一つずつ確認し、意味や内容が似ているものをグループ化する。その結果、まとまっていなかった意見や問題点の関係を整理して、課題の本質を考えやすくできる。

比較

原因と結果の関係を示す特性要因図、二つ以上の変数の関係を示す散布図、分布やばらつきを確認するヒストグラムとは目的が異なる。選択肢は図の用途を対応させて判断する。

選択肢ア

これは不正解だよ。原因と結果を整理して不良原因を追及するのは、特性要因図の説明に当たる。親和図は、ばらばらな情報や意見を内容の近さで整理し、問題の全体像を把握しやすくするための手法なので、この説明とは一致しない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。親和図は、錯綜した問題点や、まとまっていない意見、アイディアなどを集め、それらを内容の親近性に基づいて整理する手法である。情報をグループ化することで、問題の構造や全体像を把握しやすくする。

選択肢ウ

これは不正解だよ。二つ以上の変数の相互関係を表すのに用いるのは散布図である。散布図は各変数の測定値を点で示し、相関や傾向を調べる。一方、親和図は変数間の関係を数値的に分析する図ではなく、情報や意見を整理する手法である。

選択肢エ

これは不正解だよ。分布の形や目標値からのばらつき状態を確認し、製品の品質が規格に適合するか判断するのは、ヒストグラムの用途である。親和図は測定値の分布を分析する図ではなく、問題点や意見を整理してまとめるために用いられる。

学習のポイント

品質管理で使われる代表的な図の目的を区別して覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問29(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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