NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ

平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問10

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

データウェアハウスに業務データを取り込むとき,データを抽出して加工し,データベースに書き出すツールはどれか。

選択肢

  1. ア
    ETLツール
  2. イ
    OLAPツール
  3. ウ
    データマイニングツール
  4. エ
    統計ツール
解き方のヒントを見る

データ連携の役割を見極める視点

データウェアハウスへ情報を届ける処理を考えるときは、処理の名前や配置だけでなく、入力をどの段階で受け取り、どのような目的で次の工程へ渡すのかという役割の境界に注目します。

この問題で問われていること

確認する観点は、各処理がデータの収集・変換・蓄積・提供の流れのどこに関わり、前後の処理とどの責任を分担しているかです。処理全体の位置づけを軸に整理してください。

視点

データ連携では、処理単体の名称や実装方法に引きずられず、データがどこから来て、どの目的のために整えられ、どの段階で利用可能になるのかを時系列で整理すると考えやすくなります。

確認ポイント

  • 各処理の入力と出力の関係を図にして整理する
  • 処理が担う目的と前後工程との境界を確認する
  • データが利用されるまでの順序と受け渡しを追う
正解と解説を見る

正解

ア

解説

データウェアハウスへの業務データ取込みでは、元システムからデータを抽出し、必要な形式に加工したうえで、データベースへ書き出す処理が必要になる。この一連の処理を担うツールがETLツールです。

理由

ETLはExtract、Transform、Loadの略で、データを抽出し、形式や内容を加工し、データウェアハウスなどのデータベースへロードする一連の処理を表します。したがって、設問の処理に該当する。

比較

OLAPは蓄積されたデータを多次元的に分析するための仕組みであり、データマイニングツールや統計ツールも分析・傾向把握を主な目的とする。これらは取込み工程そのものを担当するツールではありません。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。ETLはExtract、Transform、Loadの略で、業務システムなどからデータを抽出し、必要な形式に加工して、データウェアハウスのデータベースへ書き出す一連の処理を担う。設問の三つの処理内容に一致する。

選択肢イ

これは不正解だよ。OLAPツールは、データウェアハウスに蓄積された情報を多次元的に集計・分析し、さまざまな切り口で参照するためのツールである。データを抽出、加工して格納する取込み処理が主な役割ではない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。データマイニングツールは、大量の蓄積データから規則性や相関関係、特徴的な傾向などを発見するために用いる。データウェアハウスへ業務データを取り込み、加工して書き出す処理を担当するものではない。

選択肢エ

これは不正解だよ。統計ツールは、収集・蓄積されたデータを対象に、平均や分散、相関などの統計的な分析を行うためのものだ。設問が示す抽出、加工、データベースへの書出しという取込み工程を主な目的とはしない。

学習のポイント

ETLの三段階である抽出、変換、格納と、分析系ツールの役割を区別して覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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