NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成21年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問29
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア3.75
- イ4
- ウ4.2
- エ5
解き方のヒントを見る
収支条件を客数へ読み替える視点
売上や費用などの条件をそのまま追わず、同じ期間・同じ単位にそろえて、客数に関係する要素だけを整理することが大切です。数字の意味と前提の対応を丁寧に確認しましょう。
この問題で問われていること
一つの観点として、提示された各数値が「一定期間全体の金額」なのか「一人あたりの金額」なのかを区別し、客数との関係を同じ基準で比べられる形に整えるかを確認します。
視点
収支に関する数値は、対象期間・対象範囲・単位をそろえてから、客数と結び付く情報として整理します。
確認ポイント
- 各金額が示す期間と対象範囲を確認する
- 全体の値と一人あたりの値を区別する
- 客数に関係する数値の単位がそろっているか確認する
正解と解説を見る
正解
エ
解説
客1人当たりの売上高500円から変動費100円を差し引くと、1人が固定費と目標利益に充てられる限界利益は400円となる。月間必要額を営業日数と客席数で割り戻すと、1客席当たりの1日客数は5人です。
理由
客1人当たりの限界利益は、500円/人−100円/人=400円/人です。月10万円の利益を得るには、固定費300、000円/月に目標利益100、000円/月を加えた400、000円/月の限界利益が必要になる。したがって、400、000円/月÷400円/人=1、000人/月が必要です。これを営業日数20日と客席数10席で割ると、1、000人/月÷20日÷10席=5人/(席・日)となる。
比較
固定費だけを回収する計算では目標利益が不足し、1日当たりの客数を営業日数や客席数で割り戻さない計算では単位が合わない。売上高そのものではなく、変動費控除後の限界利益を使って、固定費と目標利益の合計を回収できる客数を求めることが重要です。
選択肢ア
これは不正解だよ。3.75人/(席・日)は、固定費300,000円/月だけを限界利益400円/人で回収する場合の値に相当し、目標利益100,000円/月を加えていない。したがって、設問の利益条件を満たすために必要な客数より少なく、正しい値にはならない。
選択肢イ
これは不正解だよ。4人/(席・日)なら、月間の限界利益は4人×10席×20日×400円/人=320,000円/月である。固定費300,000円/月を差し引くと利益は20,000円/月にとどまり、目標の100,000円/月と一致しない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。4.2人/(席・日)なら、月間の限界利益は4.2人×10席×20日×400円/人=336,000円/月で、固定費300,000円/月控除後の利益は36,000円/月となる。目標利益100,000円/月を満たさないため不適切である。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。1人当たりの限界利益は500円/人−100円/人=400円/人。必要な月間限界利益は固定費300,000円/月+目標利益100,000円/月=400,000円/月なので、400,000円/月÷400円/人÷20日÷10席=5人/(席・日)となる。
学習のポイント
限界利益で固定費と目標利益を回収する損益計算の考え方
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問29(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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