NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成21年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問21
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アインシデント管理
- イ可用性管理
- ウ構成管理
- エ変更管理
解き方のヒントを見る
役割の境界を見極める視点
各プロセスの名称や印象だけで判断せず、設問が問う活動の目的と責任の範囲に注目し、前後の関係も含めて役割の違いを整理しましょう。
この問題で問われていること
選択肢を比べるときは、誰が何を担うかという主体と責任の範囲に焦点を絞り、他の活動との境界がどこに置かれているかを確認してください。
視点
プロセス間の役割を考える際は、個別の作業名に引きずられず、目的・責任・関係する活動の切り分けという一つの視点から、設問の記述がどの範囲を指しているかを丁寧に照合します。
確認ポイント
- 確認する対象の主体と責任範囲が、設問の問いと一致しているか。
- 前後のプロセスとの境界を混同せず、問われた役割だけを見ているか。
- 名称の印象ではなく、記述された目的と担当範囲を基準に比較しているか。
正解と解説を見る
正解
エ
解説
問題管理でエラーの根本原因を識別した後、その原因を取り除くためにシステムやサービスへ変更を加える必要があれば、正式な変更要求であるRFCを提出する。RFCを受け付け、影響やリスクを評価し、実施を管理するのは変更管理です。
理由
問題管理は、発生したインシデントの根本原因を調査し、再発防止策や恒久対策を明らかにするプロセスです。その対策としてサービスやシステムに変更を加える場合、変更内容をRFCとして提出し、承認や実施の管理につなげます。
比較
インシデント管理は障害によるサービス中断の早期復旧、可用性管理はサービスの可用性確保、構成管理は構成アイテムと構成情報の維持を担当します。RFCを受け、変更の影響・リスク・実施方法を管理する対象は変更管理です。
選択肢ア
これは不正解だよ。インシデント管理の主な目的は、発生した障害やサービス中断をできるだけ早く復旧し、利用者への影響を抑えることです。根本原因の対策として環境を変更する場合に、RFCを受け付けて承認や実施を管理する担当ではありません。
選択肢イ
これは不正解だよ。可用性管理は、サービスを合意した可用性水準で利用できるよう、設計や監視、改善を行うプロセスです。可用性向上の対策を検討することはありますが、根本原因への対応をRFCとして扱い、変更の承認・実施を管理する役割そのものではありません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。構成管理は、サーバやソフトウェアなどの構成アイテムと、それらの関係や状態を正確に管理するプロセスです。変更後の構成情報を更新する関係はありますが、RFCを基に変更の影響を評価し、実施を統制する主体ではありません。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。問題管理で根本原因を特定した後、再発防止のためにサービスやシステムへ変更を加える必要がある場合、その内容をRFCとして正式に申請します。変更管理は、RFCの受付、影響やリスクの評価、承認、実施計画、結果確認までを管理するプロセスです。
学習のポイント
問題管理・インシデント管理・変更管理の役割分担を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問21(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針