NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成21年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅰ 問9
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アhead 要素の中のtitle要素を同一にして,各ページに同じ表題を付ける。
- イ確認は緑,取消しは赤などのように,共通に使用されるボタンは色だけで判別できるようにする。
- ウ仮名入力欄の前には,“フリガナ(カタカナで入力)”のように,仮名の種類も明記する。
- エハイパリンク及びボタンは,操作性を良くするために隣り合うものとの間隔を狭くとる。
解き方のヒントを見る
利用者の違いを前提に見る
画面設計を考えるときは、見た目の好みではなく、利用者が情報を受け取り、操作し、結果を確認するまでの流れに無理がないかという一つの観点を中心に丁寧に整理して確認します。
この問題で問われていること
各候補を比べる際は、特定の感覚や操作方法に依存しすぎず、情報の理解から操作、状態確認までが一貫して行えるかだけに注目し、個別の実装方法ではなく利用のしやすさを確認します。
視点
設計案を読むときは、利用者の状況が異なっても、必要な情報へ到達し、操作の意図を保ち、現在の状態や結果を把握できるかという観点で考えます。具体的な方式名や実装手順ではなく、体験全体のつながりを見ます。
確認ポイント
- 情報の受け取り方が一つの方法だけに偏っていないか
- 操作の途中で迷ったり、状態を把握しにくくなったりしないか
- 入力や操作の結果を利用者が確認しやすい流れになっているか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
Webアクセシビリティに配慮した設計では、ページの内容を識別しやすくし、色だけに頼らず、入力方法や操作内容を明確に伝える必要がある。
理由
仮名入力欄の前に、入力する仮名の種類を具体的に示すと、利用者は求められている形式を理解しやすくなり、入力ミスや確認の負担を減らせる。したがって、ウが適切です。
比較
ページごとの内容を区別できる表題、色以外の手掛かり、十分な操作間隔もアクセシビリティ上重要です。各選択肢は、これらの基本的な配慮に反する設計を示している。
選択肢ア
これは不正解だよ。各ページのtitle要素を同一にすると、ページ固有の内容を識別しにくくなる。ブラウザのタブや履歴だけでなく、スクリーンリーダー利用者にとってもページの目的を把握しづらくなるため、ページ内容に応じた表題が必要である。
選択肢イ
これは不正解だよ。ボタンの意味を色だけで判別できるようにすると、色の識別が難しい利用者や、白黒表示・印刷を利用する場合に情報が伝わらない。確認や取消しの意味は、文字など色以外の手掛かりでも示す必要がある。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。仮名入力欄の前に、フリガナであることやカタカナ入力であることを明記すると、利用者が入力形式を正しく理解できる。要求される内容を具体的に示すことは、入力ミスを減らし、利用者の負担を軽くする配慮である。
選択肢エ
これは不正解だよ。ハイパリンクやボタンの間隔を狭くすると、利用者が目的の対象を選びにくくなり、隣の対象を誤って操作する可能性も高まる。特に細かな操作が難しい利用者には、適切な間隔を確保することが重要である。
学習のポイント
色に依存しない情報提示と、利用者が迷わない入力案内・操作配置を理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅰ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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