DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
令和7年度秋期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問21
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア所見とは、他の標準的な監査人が監査を実施した場合であっても同じ検証結果を得られることである。
- イ正当な懐疑心とは、客観性の保持という精神的な態度を堅持できることである。
- ウ正当な注意とは、監査で発見したことに基づく考えや意見のことである。
- エ独立性とは、第三者から不当な影響や圧力等を受けていない状態のことである。
解き方のヒントを見る
監査用語を整理するための確認軸
用語を見たときは、まずそれが監査のどの場面で使われ、何を整理・評価するための言葉なのかを確認しましょう。似た表現との違いは、対象・目的・関係者の範囲を同じ基準で比べると整理しやすくなります。
この問題で問われていること
一つの用語を単独で覚えるのではなく、監査の流れの中で担う役割と、対象となる範囲を確認することに集中してください。選択肢を読む際も、表現の印象ではなく、用語の位置づけが問われているかを見ます。
視点
用語の意味を検討するときは、対象となる活動や情報、利用される場面、期待される目的を切り分けて整理します。そのうえで、近い言葉との関係を、同じ観点にそろえて比較し、説明の中心がどこに置かれているかを確かめます。
確認ポイント
- その用語が扱う対象の範囲を確認する
- 監査のどの場面で使われるかを整理する
- 目的や役割の説明が一貫しているか見直す
正解と解説を見る
正解
エ
解説
システム監査基準の用語は、監査結果の性質、監査人の精神的態度、監査上の判断、監査人が置かれる立場をそれぞれ区別して定義している。独立性は、第三者から不当な影響や圧力を受けていない状態を指すため、エが適切です。
理由
独立性とは、監査人が監査対象者やその他の第三者から不当な影響、圧力などを受けず、客観的な立場を保って監査を実施できる状態をいう。したがって、第三者から不当な影響や圧力等を受けていない状態とする説明が適切です。
比較
所見は監査で発見した事実に基づく考えや意見、正当な懐疑心は証拠を批判的に評価する精神的態度、正当な注意は職業専門家として払うべき注意を指します。各選択肢は、これらの用語の説明を別の用語の意味と取り違えている。
選択肢ア
これは不正解だよ。示されている「他の標準的な監査人でも同じ検証結果を得られる」という内容は、監査結果の再現性や評価可能性に関する説明であり、所見そのものの定義ではない。所見は、監査で発見した事実に基づく考えや意見を指す。
選択肢イ
これは不正解だよ。客観性を保持する精神的な態度を堅持することは、正当な懐疑心の説明ではなく、監査人の独立した立場に関する説明と混同している。正当な懐疑心は、監査証拠を批判的に評価する姿勢をいう。
選択肢ウ
これは不正解だよ。「監査で発見したことに基づく考えや意見」は、正当な注意ではなく所見を説明したものである。正当な注意は、監査人が職業専門家として監査を実施する際に払うべき注意を指し、発見事項に基づく意見そのものではない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。独立性は、監査人が第三者から不当な影響や圧力などを受けていない状態をいう。この状態が確保されることで、監査人は特定の利害関係に左右されず、客観的な立場から監査を実施できる。
学習のポイント
監査用語は、結果・態度・判断・立場のどれを説明しているかで整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問21(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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