DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
令和6年度秋期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問26
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア企業の営業部門と製造部門が協働し,特定の商品・サービスに限定して,徹底的に自前主義にこだわることによって強みを発揮する。
- イ顧客が自らのアイデアを商品の仕様に具体的に落とし込み,企業に製品を製造してもらう。
- ウ顧客や企業ネットワークの力を活用し,商品・サービスだけでなく,顧客の経験までを含めて差別化可能な価値を創造する。
- エ自社に不足する経営資源を M&A によって強化し,従来にない価値をより素早く創造する。
解き方のヒントを見る
協働型戦略を見分ける観点
選択肢を読むときは、誰が関わるのか、何を目指すのか、関係者間でどのような役割分担や価値の捉え方が置かれているのかを、同じ基準で整理して比較する。表面的な言葉より、記述全体の関係性に注目する。
この問題で問われていること
この問題では、個別の用語を暗記して当てはめるのではなく、説明に示された主体同士の関係がどのような前提で結び付けられているかを、文脈全体から確認する観点に絞る。印象的な単語だけで判断しない。
視点
用語の印象や単語の一致だけで決めず、説明全体で主体同士の関係がどのような前提で描かれているかを読み取る。個々の表現を切り離さず、文章の構造として一貫して捉える。
確認ポイント
- 説明の中心となる関係性を一文で言い換えられるか
- 単語ではなく文章全体のつながりを確認したか
- 自分の先入観を外し、各記述を同じ観点で読んだか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
コ・クリエーション戦略は、企業が単独で価値を作るのではなく、顧客や企業ネットワークなど多様な関係者と協働し、製品・サービスの利用体験まで含む価値を共に創造する考え方です。
理由
コ・クリエーションは、顧客や外部の企業ネットワークを価値創造の主体として捉え、商品やサービスの機能だけでなく、顧客が得る経験も含めて差別化された価値を生み出す戦略です。
比較
営業部門と製造部門の協働は企業内部の連携、自前主義は外部との共創とは異なる。顧客のアイデアを企業が製造するだけでは一方向的であり、M&Aは経営資源の獲得手段であって、共創そのものを示す概念ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。営業部門と製造部門が協働する内容は、企業内部の部門間連携を表している。また、特定の商品に絞り、自前主義にこだわる点も、顧客や外部ネットワークと価値を共に創造するコ・クリエーションの特徴とは異なる。
選択肢イ
これは不正解だよ。顧客がアイデアを商品の仕様に落とし込み、企業が製造する説明は、顧客の要望を製品化する関係を示している。顧客や企業が相互に関わり、経験を含む価値を共に創造する考え方を十分に表していない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。顧客や企業ネットワークの力を活用し、商品・サービスだけでなく顧客の経験まで含めて価値を創造する説明は、複数の関係者が価値創造に参加するコ・クリエーション戦略の特徴に合致している。
選択肢エ
これは不正解だよ。M&Aによって不足する経営資源を補い、新しい価値を素早く生み出すことは、企業結合や外部資源の獲得に関する戦略である。顧客やネットワークと価値を共に創造する説明ではない。
学習のポイント
顧客参加型の価値創造と、企業内部の協働やM&Aとの違いを理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和6年度秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問26(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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