DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
令和5年度秋期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問16
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア継続的インテグレーション
- イノーコード開発
- ウプロトタイピング
- エローコード開発
解き方のヒントを見る
開発手法の名称は何を軸に区別するか
ソフトウェア開発手法の名称は、工程の進め方、作業の主体、使う道具など、どの側面を表した言葉なのかで意味が分かれます。名称の語が何を指しているかを意識し、問われている条件と照らし合わせて考えましょう。
この問題で問われていること
設問が求めているのは手法の名称の識別です。条件として示された開発の特徴が、工程・体制・道具・成果物のどの側面に関するものかを先に見極め、その側面を名称の中心に据えた用語かどうかを確かめる姿勢が大切です。
視点
開発手法を表す用語には、作業をどの順序で進めるかを表すもの、誰が関わるかを表すもの、何を使って作るかを表すもの、何を中心に据えて設計するかを表すものなど、着目点の異なる言葉が混在しています。似た場面で使われる用語でも、名称が指している側面が違えば意味は別物です。用語を覚えるときは、その名称が開発のどの側面を言い表しているのかを一言で説明できるように整理しておくと、取り違えを防げます。
確認ポイント
- 問われている特徴が、開発のどの側面(進め方・関わる人・使う手段・中心となる成果物など)に関するものかを自分の言葉で整理したか
- 検討する用語それぞれについて、その名称が主にどの側面を表す言葉なのかを説明できるか
- 特徴が属する側面と、用語が表す側面が一致しているかを照らし合わせて確認したか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
用意された部品やテンプレートをGUI操作で組み合わせることを基本とし、必要な部分だけソースコードを書いて補う開発手法はローコード開発です。したがって正解はエです。
理由
問題文は、開発環境に用意された部品やテンプレートをGUI操作で組み合わせることと、必要に応じて一部の処理のソースコードを書くことの二つを挙げています。GUIでの組立てを中心にしながら、足りない部分だけコードを書き足す手法がローコード開発です。
比較
ノーコード開発もGUIで部品を組み合わせますが、原則としてソースコードを書かない点がローコード開発と違います。継続的インテグレーションは、コードの統合とビルド・テストを頻繁に自動で行う進め方です。プロトタイピングは、試作品を使って要求を確かめる手法です。どちらも、GUIでの組合せとコードの部分記述という作り方を指す用語ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。継続的インテグレーションは、開発者が変更したソースコードを頻繁に共有リポジトリへ統合し、そのたびにビルドやテストを自動で行って問題を早く見つける開発の進め方だよ。部品やテンプレートをGUI操作で組み合わせてソフトウェアを作る手法ではないので、問題文の説明には当てはまらないよ。
選択肢イ
これは不正解だよ。ノーコード開発は、用意された部品やテンプレートをGUI操作で組み合わせ、原則としてソースコードを書かずにソフトウェアを作る手法だよ。問題文には「必要に応じて一部の処理のソースコードを記述」とあるので、コードを書くことを前提にしないノーコード開発は問題文の説明と合わないよ。
選択肢ウ
これは不正解だよ。プロトタイピングは、開発の早い段階で試作品(プロトタイプ)を作り、利用者に確認してもらいながら要求をはっきりさせていく開発手法だよ。GUIで部品を組み合わせ、一部だけコードを書くという作り方を指す用語ではないから、問題文の説明とは観点が違うよ。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。ローコード開発は、開発環境に用意された部品やテンプレートをGUI操作で組み合わせることを基本とし、GUIだけでは作りにくい処理を必要に応じてソースコードで補う手法だよ。「GUIによる組合せ」と「一部の処理のソースコード記述」の両方を含む問題文の説明と一致するよ。
学習のポイント
ノーコード開発とローコード開発は、ソースコードを書くことを前提にするかどうかで区別できます。継続的インテグレーションやプロトタイピングとの違いも押さえましょう。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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