DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
令和3年度秋期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問18
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア(問題の図表を参照)
- イ(問題の図表を参照)
- ウ(問題の図表を参照)
- エ(問題の図表を参照)
解き方のヒントを見る
表現形式を見比べるための視点
図の形式を読み替えるときは、見た目の違いに引きずられず、何を表し、要素同士がどのような関係で結ばれているかを同じ観点で確認しましょう。名称だけで判断せず、情報の対応関係に注目します。
この問題で問われていること
今回の検討では、変換後の図が元の図の情報をどの単位で表し、要素間の関係や順序をどう対応づけているかという一点に絞って、両者を照合してください。見た目の印象ではなく、意味の対応を確かめます。
視点
形式が変わると、情報の見せ方や配置は変化します。判断するときは外観ではなく、図が表す対象と対象間の対応関係が読み取れるかという概念面に注目します。
確認ポイント
- 表現される対象に注目する
- 要素間の対応関係を確認する
- 見た目と意味を分けて考える
正解と解説を見る
正解
イ
解説
プレシデンスダイアグラムの作業をアローダイアグラムへ変換する場合、作業は矢印、イベントは丸で表す。FはDだけでなくAの完了後に開始するため、AからFへの依存関係をダミー作業で表す必要がある。
理由
元の図では、開始後にAとBが並行して進み、Bの後にD、Dの後にFが続く。また、AからFへの直接のFS関係もある。したがってFはAとDの両方が完了した後に開始する構造でなければならない。
比較
アローダイアグラムでは、Aの完了イベントからDの完了イベントへダミー作業を接続すると、Fの開始イベントがAとDの完了を待つ形になる。この条件を過不足なく表す図が適切です。
選択肢ア
これは不正解だよ。Aの終了イベントからFの開始イベントへ至るダミー作業がないため、FはDだけが完了すれば開始できる形になっている。元のプレシデンス図にはAからFへのFS関係もあるので、Aの完了をFの開始条件として表せず、依存関係が一つ欠落している。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。Aの終了イベントから、Dの終了後かつFの開始前となるイベントへダミー作業を置いている。これによりFはDの完了だけでなくAの完了も待って開始する。C・E・GおよびB・D・F・Hの順序も元図と一致している。
選択肢ウ
これは不正解だよ。Aの完了からFの開始へ依存関係を補うだけでなく、Fの完了側にも追加のダミー作業を接続している。その接続は元の図にない冗長な経路を作り、AからFへのFS関係を表すために必要な構造を過剰にしている。
選択肢エ
これは不正解だよ。Aの終了イベントからFの完了側へダミー作業を接続しているため、Aの完了がFの開始条件になっていない。FはDの完了だけで開始できる構造のままであり、元図にあるAからFへのFS関係を正しく表現できていない。
学習のポイント
FS関係を、イベントの共有とダミー作業によって正確に表現する方法を学ぶ。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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