DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
令和2年度10月 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問14
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アAES は公開鍵暗号方式,RSA は共通鍵暗号方式の一種である。
- イ共通鍵暗号方式では,暗号化及び復号に同一の鍵を使用する。
- ウ公開鍵暗号方式を通信内容の秘匿に使用する場合は,暗号化に使用する鍵を秘密にして,復号に使用する鍵を公開する。
- エディジタル署名に公開鍵暗号方式が使用されることはなく,共通鍵暗号方式が使用される。
解き方のヒントを見る
暗号方式を選ぶための基本視点
各選択肢を読むときは、暗号そのものの名称や印象で判断せず、守りたい対象、通信や保存の形、利用者間で必要となる前提を順に整理し、条件との整合性を比べることを意識します。
この問題で問われていること
一つの観点として、方式を適用する場面で誰が何を保護し、どの情報を共有・管理する必要があるのかを整理し、その前提が選択肢の説明と矛盾しないかだけを確認してください。
視点
暗号方式を検討するときは、名称や印象から連想せず、保護対象と利用場面に必要な前提を切り分けて整理します。
確認ポイント
- 保護対象が何かを言葉で整理する
- 利用者や管理主体の関係を確認する
- 適用場面の前提と説明が整合するか見る
正解と解説を見る
正解
イ
解説
共通鍵暗号方式は、暗号化と復号に同じ鍵を用いる方式です。一方、公開鍵暗号方式は公開鍵と秘密鍵の組を使い、通信の秘匿やディジタル署名に利用される。
理由
共通鍵暗号方式では、送信者と受信者があらかじめ共有した同一の鍵を使って暗号化と復号を行う。AESは共通鍵暗号、RSAは公開鍵暗号の代表例です。
比較
公開鍵暗号方式では、公開鍵と秘密鍵を使い分ける。通信内容の秘匿では受信者の公開鍵で暗号化し、受信者の秘密鍵で復号する。ディジタル署名にも公開鍵暗号方式が利用される。
選択肢ア
これは不正解だよ。AESは公開鍵暗号方式ではなく、暗号化と復号に共通の鍵を使う共通鍵暗号方式である。一方、RSAは公開鍵と秘密鍵を使う公開鍵暗号方式なので、選択肢はAESとRSAの分類を逆にしている。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。共通鍵暗号方式では、暗号化する側と復号する側が同じ鍵を共有して使用する。代表例であるAESもこの方式に該当し、公開鍵と秘密鍵を使い分ける公開鍵暗号方式とは鍵の扱いが異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。公開鍵暗号方式で通信内容を秘匿する場合は、受信者の公開鍵で暗号化し、受信者だけが持つ秘密鍵で復号する。選択肢は暗号化鍵と復号鍵の公開・秘密の関係を反対にしている。
選択肢エ
これは不正解だよ。ディジタル署名では、署名者が秘密鍵で署名を作成し、受信者などが公開鍵で検証するため、公開鍵暗号方式が利用される。したがって、公開鍵暗号方式は使用されないという前半が誤りである。
学習のポイント
共通鍵・公開鍵の鍵の使い分けと代表的な用途を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和2年度10月 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問14(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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